この後、カレー屋に行きました。
一般開放は9:00~11:00までなので、ゆっくり見てたらすぐに終わったしまった。市場を出たところに良さそうな雰囲気の食堂を見つけた。
最近、海鮮丼のおいしさに目覚めた。いや、元々おいしいのは知っていたのだが、改めておいしいということに気づいてハッとした。それからというもの、スーパーで安くなったお刺身を食べたりしているのだが、お腹いっぱい刺身が乗った海鮮丼を食べたい。だって、立春だから。
※この記事はデイリーポータルZの運営元であるイッツコムのサービスエリア、東急沿線の魅力を紹介する記事です。
有名人が多く住む町、三軒茶屋。人気の町としても知られている。地方から上京する若者は三軒茶屋を選びがち、というあるあるを聞いた事があるが、どうでしょうか。
昔、さだまさしが「海は見えますか?」と歌っていたが、海が見えなくても海鮮丼は食べられる。
ここのお店は海宝丼というのが名物である。並、上、特上とあるが、どれにしようか。仕事で何かを成し遂げていなくても、私生活でおめでたいことがなかったとしてもこれから人生、おもいきって特上を選ぶ人生でありたい、そう思った。
券売機で券を買い、渡す。カウンターだけでの店内で手際よく調理されているのを横目に見ながら、スマホの電源を落とした。海鮮丼を食べながらのスマホの使用はご遠慮くださいと俺の心が言っているから。
お茶を飲みながら待つとやってきたのはこれぞ特上という丼だった。
いくら、カニ、エビにウニ、赤身と白身魚などがたっぷりと入っている。バチが当たりそうなぐらい豪華である。エビを食べれば、プリプリとした食感、いくらとウニの濃厚な味、アクセントで入っているキュウリの食感、おいしいのはもちろんだ。そして、口の中にひろがる「豪華な食べものを食べている」という気持ちに日頃の嫌なことを忘れそうになる。
海鮮丼のご飯は酢飯か、ただの白飯か問題がある。酢飯の場合、少し冷めているので具材が痛まないと聞いたことがある。あと、単純においしい。
ただの白飯は温かいご飯の場合が多く、ほかほかのご飯で食べるマグロの刺身はおいしい。なので、どっちもいいということでこの疑問は終わります。好きな方を食べればいい。
バクバクと食べて、このまま完食をしそうになるが、ちょっと待ってほしい。これで終わりじゃない。お茶漬けがある。
しかも、ご飯を追加してくれるのだ。たまに海鮮丼で「量が少ない。これでこの値段か...」と落ち込んでしまうことがあるだろう。でも、お腹いっぱいで帰ることができる。
海の神様がくれた食べ物こと海鮮丼。いくらでも食べられそうである。いくらだけに。そんなことでいくら丼のお店に行く。「波の 渋谷東店」というお店だ。外観は撮ったつもりだったが、なんかなかったです。
一般的には鮭の卵のいくらが一般的だが、このお店ではマスのいくらも食べることができる。甘みが強く濃厚な味らしい。
黄金のいくら。世が世のならお金の代わりになるのではないか。食べてみたいとメニューを見ていたら、インスタ映えするいくら丼を見つけた。
レインボーのわた菓子は聞いた事はあるが、いくらでレインボーとは気になるではないか。これにしようかと思ったが、下に書いてあるメニューに目がとまった。
神様の食べ物が地上に降りてきた。これはぜひ、食べたい。
待っているときに書いたメモを見たら「明日からマラソンをはじめたい」と書いてあった。前向きになるぐらい興奮していたのだろう。マラソンは1センチも走ってない。
黄金のいくらに特上いくらだけでも豪華なのに、そこにウニが乗っている。実は食べたら木の葉でしたみたいな展開にならないか不安になるぐらい豪華。
こんなに噛んだ瞬間に「プチ!」とはじけるいくらは初めて食べた。プチプチ祭りが渋谷で行われています。
このお店でも食べ終わったあとにお茶漬けができる。今、海鮮丼屋ではお茶漬けブームが来ている。
最後に紹介するのは13時までしかやってないお店だ。10時には完売する可能性があるので、そのお店がある横浜へいつも会社に行くよりも早く行った。会社に行くよりも足取りは軽い。なぜなら、海鮮丼が待っているから。海鮮丼と愛しい人は待たせてはいけない。
眠いので迷ったりしながら、20分ぐらい歩いた。明るくなってきたころに着いたのは、横浜市中央卸売市場である。
海鮮丼があるのは水産物部ではなく、青果市場の方である。
本当にこんな場所にあるのか、市場の人が働いてる様子をながめて一周して帰ってくるのではないかと不安になりながらも進んでいく。多分、インディジョーンズと同じ気持ちです。
竹家食堂というお店である。朝の5時から営業しているので、市場の人たちにはありがたい。一般の人も入れる。
ここにはファミレスにあるようなメニュー表はない。壁に貼ってあるメニューを見て頼むのだ。ハムエッグもおいしそう。生姜焼きもいいな。
ここには山盛りのネギトロ丼があると聞いた。名前はネギトロ番長というらしい。ただ、今はもうやってないらしい。
二色丼を頼む。残念だが、東急沿線ではない横浜の関内にある「バンバン番長」というお店にはあるそうだ。東急沿線じゃないので行けないな、そう思いながらテレビでニュースを見て数分。やったきたのは最高の朝食だった。
二色と聞いていたが三色ある。厚切りの中トロにマグロのすき身、ネギトロが乗ってる。
みそ汁に小ばち、サラダに漬物もついている。絶対おいしい。この写真を孫にもみせてあげたい。
実は横浜市中央卸売市場では月に2回(第一、第三土曜日)に市場を一般開放しており、普段入ることができないところも見学をすることができる。
たまたま行ったこの日が開放日だった。なんと幸運な日だろうか。というより記事に情報が載ってよかった。
ぶらっと見ただけでも楽しい。
マグロを解体するときの包丁は特別なもので1m50cmの長さもあるものを使う。しかも値段を聞いてびっくりなんと50万円するらしい。高価なものなのだ。ジャンプのマンガを見過ぎているからかもしれない、刀みたいでかっこいいなと思った。
この他にもつみれ汁が売られていたり、普段は買えないようなお得な商品が色々と売られている。
毎年、地魚のつかみ取りがあるらしいが、今年は不漁のため3月まで行われないそうだ。
「イワシとかも高級魚になっちゃうから、安いうちに食べた方がいいよ」と話を聞いた市場の人に教えてもらった。みんな、イワシを食べよう。
また、お店だけではなく、見学ツアーもやっている。
市場の人に紹介してもらいながら、市場をめぐることができる。これが無料なのだからうれしい。自由研究にもいいかもしれない。
このおみこしは市場が開設して20周年を記念に作られ、なんと500キロの重さがある。
昔はイベントごとにかついでいたそうだが、今ではかつぎでがおらず、一般開放日に公開するのみだそうだ。作ってくれた職人の方も高齢で後継者がおらず、壊れたら直すことが難しいので大事に保管されている。
このあと、マグロなどが保管されているマイナス40℃の冷凍庫の見学もあった。撮影ができない場所だったので写真は撮れなかったが、子どもたちがタオルを回してタオルを凍らせていた。寒い場所でよく見る実験ランキング一位のやつだ。
そして、最後には競り(せり)の体験ができる。競りで売られるマグロの尾は切られているのだが、理由としてはマグロの品質を見るためだそうだ。隣の子どもがこの断面を見て「おいしそう」と言っていた。食いしん坊の素質がある。
このあと、競りの体験を行った。子どもたちに混じって大人たちも大声で「300円!」と叫ぶ。良い光景である。
一般開放は9:00~11:00までなので、ゆっくり見てたらすぐに終わったしまった。市場を出たところに良さそうな雰囲気の食堂を見つけた。
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