特集 2025年9月4日

三光町でサンコーチョを食べる

川越市駅から三光町への道のり

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駅前は部活帰りの学生たちで賑わっているが、我々は閑静な住宅街の方に向かう

川越市駅から三光町までは歩いて移動する。

川越といえば、「川越一番街商店街」などの蔵造りの街並みが有名だ。
三光町まで歩く途中にも、川越らしい歴史を感じさせる景観が随所に見られた。

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立派な日本家屋をそのまま活用しているウェディング施設。かっこいい!

駅から歩くこと5分ほどで、ついに「三光町」の表示を発見!

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サンコーチョへの愛だけでここまで来た

同行してくれたコロンビア出身の彼も三光町の表示を見て「本当にあるんだ……」と感動していた。ちなみにスペルはそれぞれSancochoとSanko-Choなのでほぼ同じ。発音も全く一緒らしいです。

さて、どこか落ち着いてサンコーチョが食べられそうなところを探そう。
歩き回っていると、「三光町団地」というところにちょうどいい公園がありました。

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わかりますか?この強烈な日差しが

とんでもなく暑い。この日の気温は35℃の猛暑である。汗がダラダラ流れる。
同行している彼も撮影しながら「コロンビアのPereira(ペレイラ)よりも暑い……」と言っている。気持ちはわかります。

しかしそんなことではサンコーチョLOVE人間は止められない。

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持参したお皿に、スープジャーで保温されたアッツアツのサンコーチョを注ぐ
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そしてパクチーを散らし、ライムを豪快にかける
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できた、「三光町にあるサンコーチョ」

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これだ。これが見たかったんだ

感動に打ち震えながら撮影しました。サンコーチョ、ここが日本の三光町だよ。

冷めないうちに、さっそく実食です。

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三光町で食べるサンコーチョ
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もちろんおいし〜

美味しすぎてアゴが出てしまっている。

スープを煮込んでいる時の味見では感じられなかった、ライムの酸っぱさとパクチーの風味が、サンコーチョを完璧にしていた。
あと単純に暑い中でコクと酸味のあるスープを食べるのは美味すぎる。汗まみれの体に染み渡ります。

この後、日陰に移動して完食しました。

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スープが染み染みのトウモロコシを無心で齧る様子
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日本の夏、サンコーチョの夏

サンコーチョのレシピは多種多様だが、共通しているのは「お肉とトウモロコシとお芋を煮込んでいる」ことだ。なので、今回は鶏肉だったが豚肉で作ってもいいし、牛肉で作ってもいい。お芋も、長芋でもいいし里芋でもいい。
しかしトウモロコシは夏以外だと手に入りにくい。そこが、1年中美味しいトウモロコシが食べられるコロンビアと日本の大きな違いだ。

でも逆に、「夏が旬のスープ料理!」としてサンコーチョが流行ったら嬉しい。

みなさまも自己流で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。とにかくライムとパクチーです。他の具材はアレンジしても良いですがライムとパクチーだけは惜しみなくかけてください。

もうそろそろ秋の気配が漂っていますが、サンコーチョLOVE人間からの提案でした。

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編集部からのみどころ
投稿コーナーにて秀作を次々披露してくれていた文園さん、ゲストライターとしての1本目です。
ダジャレネタでありつつも、外国の知らない料理も知れるナイス記事です。日本人は出汁大好きですが、トウモロコシの芯の出汁っていうのはあんまり聞いたことないですよね。それでいてしっかりおいしそう。現地出身者の監修付きというのもいいぞ。(石川)

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