はげます会限定記事(途中から有料) 2022年12月13日

フリウリ風フリコ卒業後のサイゼリヤでラムのラグーソース(ペンネ)を食べる

語る人が10人いれば10通りの物語があると言われるのがサイゼリヤである。

推しメニュー、推しドリンクのこだわり、昼ご飯として、また晩ご飯としての攻略法……。個人の戦術を聞くのが楽しいチェーン店とも言える。

そんなサイゼリヤ物語、今日は編集部の古賀が語らいます。(編集:古賀及子)

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語りはこちらのメンバーに古賀が話を聞いてもらうかたちで進めてまいります!

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左から:司会の編集部 橋田、「鳥貴族」のプレゼンをすでに終えた小堺さん、おなじく「クリスプ・サラダワークス」を推した乙幡さん、そして今回の推し手の古賀
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推しメニューが卒業しました

古賀:
みなさん、しょっぱなからとなりますが、サイゼリヤについて大変ショックなお知らせからはじめねばなりません……。

小堺:
えっ! なに。

橋田:
こわいよ。

古賀:
みんなが愛してやまないサイゼリヤのこちら……わかりますよね?

028.jpg
……なんだっけ??

小堺・乙幡:
………?

橋田:
みんなシーンってなってるけど……。

乙幡:
なに? これ?? ミラノ風……。

橋田:
……じゃ、ないですよねこれは。

古賀:
ミラノドリア風ではございません。こちらは何かと申しますと、サイゼリアが誇る……丸子ちゃんわかる?

小堺:
ええっ。ごめん、わからないや。

乙幡:
あ、あれか。ポテトのやつじゃない?

古賀:
そうそうそう! フリウリ風フリコですよ!

小堺:
なんて??

古賀:
「フリウリ風フリコ」! 去年の11月ぐらいに取材(「サイゼリヤでメニュー名だけを頼りに1500円ぶん注文する遊びが楽しかった」)で初めて食べて、なにこれうまい! ってなったんです。

フリウリ、というのはイタリアの地名で、フリウリ地方という場所がありましてね、ベネチアの近くでスロベニアとの国境のあたり。
フリコはその郷土料理で、ジャガイモをマッシュして、チーズをかけて焼く料理なんです。

でもマッシュポテトにチーズをかけて焼いただけとは思えない、すごくふかふかした独特なメニューなんですよ。今日はこれをみなさんにおすすめしようと思ったんですが……。

乙幡:
おや?

古賀:
この収録の前に橋田さんに食べてもらおうと思ってふたりでサイゼリヤ行ってきたの。そしたらね、なんと、2022年3月のメニュー改定でなくなっていたんです……。

乙幡:
結構前になくなってた!

古賀:
好きといいながら結果的に全3回くらいしか食べられなかった……。支えられず身を恥じております。というわけで、まずはこの写真をみんなで眺めておこうと。

028.jpg
もういちど載せておきますね……

乙幡:
在りし日のフリウリ風フリコを。

小堺:
復活するといいね、けっこうそういうことあるよね。

古賀:
みなさん、ありがとうございます。卒業おめでとう、フリウリ風フリコ。

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みんな心のなかに自分のサイゼリヤがある

古賀:
で、いまさらですが、みなさんはサイゼリヤ行く?

小堺:
行く! 行ったら、ミラノ風ドリアとエビのカクテルサラダと、レモンシャーベットを頼みますね。もうそれに決まってるなあ。

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こころのふるさと、ミラノ風ドリア

古賀:
レモンシャーベットって、そういえばあるね。

小堺:
あれ、めっちゃすっぱいんですよ。ほんとうに好き。おすすめです。

橋田:
小堺さんはすっぱいもの好きだからな。

古賀:
サイゼリヤって、それぞれの心に定番の好きなやつがあるのがすごいんですよね。フォカッチャみたいな、炭水化物メニューにもファンが多かったり。

乙幡:
フォカッチャ、よく頼みます。

古賀:
橋田さんは「イカの墨入りスパゲッティ」なんだよね。

橋田:
そう。一択ですね。ほんとにおいしんですよ。イカのソースが濃厚でガーリックがめっちゃ入っていて。

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これこれ

 

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ガツンとした味!

古賀:
ね、こんな感じで、ピザ推しの人がいたり、「柔らか青豆の温サラダ」が絶対って、サイドメニュー推しの人がいたりもする。

乙幡:
ひとりひとりの推しが勉強になる……!

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ラムのラグーソース(ペンネ)が好きなんですよ

古賀:
で、その声のひとつとして、私がご紹介したいのが「ラムのラグーソース(ペンネ)」というわけなんです。

小堺:
あ、知らないや。「(ペンネ)」の部分が大事なのかな。

古賀:
大事です! 一緒に行くと知らないっていわれること多いんですよ。でも私もファンになったのは最近で。いまメニューにはペンネで写真に載ってて、デフォルトもペンネなんだけど、パスタはスパゲッティにも変更できるんです。

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こちら!600円とややお高めで恐縮です

橋田:
選べるんだ。

古賀:
そうそう。以前はスパゲッティでメニューに載ってて、ペンネには変えられなかったはず。

小堺:
試行錯誤が感じられるね。

古賀:
しかも一時期は「ラムのラグートロフィエ」って、スパゲッティでもペンネでもない別のショートパスタで出してた時期もありまして。

乙幡:
古賀さんが異様に詳しいな……。そうやって、さまざまな時代を経てきたメニューなんだね。

古賀:
そうなんです。で、私はペンネがドンピシャだったんですよ。おかげで、ああ、わたしペンネが好きなんだ!って気づきまして。

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ペンネの良さをわからせてくれる

 小堺:
ペンネのこと、好きなんだ!って。

橋田:
自分の気持ちは自分がいちばんわからないものだからね。

乙幡:
急に少女マンガみたいな話になった。

古賀:
そもそもペンネって「ペンネアラビアータ」のイメージしかなくて、何がペンネに合うのかよくわからないまま生きてたんですね。そしたらこのラムのソースがペンネにまあ合うんですよ。
「ラグーソース」っていうのは、いわゆるミートソースのことなんだって。で、使ってるラムがひき肉なんだけど、いや、ひき肉じゃないかこれ……。肉の粒が大きいんですよ。しっかり咀嚼する大きさなんです。

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もろもろっと絡むソース

 

 

 

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