次は「桜橋口」の改札へ
串カツを食べてワイワイ飲んでいるところに、今日のもう一人の参加メンバーである山琴ヤマコさんから「間もなく到着します!」と連絡がきた。今野ぽたさんが選んだ「桜橋口」の改札前まで移動してそこで合流することにした。
それでは、ここから今野ぽたさんのナビゲートによる最速乾杯スポットへと出発!
さっきまで「どうしよう。難しいです」と漏らしていた今野ぽたさんだが、いざスタートするとその後ろ姿が颯爽として見えた。階段を降り、通路を歩き、今度は階段を上って、と私は一度で覚えられなそうな道をしっかりと進んでいく。
ふいに自分が「大阪駅前第1ビル」にいることに気づいて驚いた。大阪駅から地下通路で繋がっている大阪駅前ビル(第1ビルから第4ビルまである)にはたくさんの飲食店が入っていて、大阪駅近くの飲みスポットとしても人気である。
今野ぽたさんは、エスカレーターを上がって地上1階に向かい、「ウエダ商店」という店の入口を指差した。
ウエダ商店は1945年創業の歴史ある酒屋で、店内に広い立ち飲みスペースがある。ちょうど我々4人が収まれるテーブル席があいていて、瓶ビールで乾杯することができた。
さて、気になるのがタイムである。結果は、8分18秒!駅からの通路にいくつものアップダウンがあったのと、お店が混雑していて、我々が注文するまで少し時間がかかったのも大きかった。
ウエダ商店もまた、素晴らしい店である。さっきの「松葉」もそうだが、たとえば東京の友達を連れてきたら、大阪らしいムードを堪能してもらえそうな店だ。
山琴ヤマコさんは「ちょっと僕、主旨もよくわからずに来たんで、どうしようかな……」とぼやいており、私の事前の説明が全然できていなくて申し訳なかったのだが、とはいえ、Tシャツ選びからして、やる気まんまんと見た。
最後は「中央口」改札からスタート
今日の最終走者である山琴ヤマコさんは「中央口」改札をスタート地点に選ぶという。乗降客数も多く、取れるルートも多数ありそうな中央口から、どんな動きを見せてくれるのだろうか。
計測を開始し、迷う様子もなく歩いていく山琴ヤマコさんを追う。改札のすぐ近くのエスカレーターを降り、「ルクア大阪」の地下1階へ。「ここですわ!」と真っすぐに向かったのは「キュッヒェ ニューミュンヘン」というビアホールである。
これは相当なタイムなのでは!と慌ててストップウォッチを見ると、2分を切っている。世界新記録への期待が高まる。
ちょうどよく4人座れる席があいていて、座ることができた。店員さんがおしぼりを持ってきて一人ずつに渡してくれる。メニューを開いて、さてと、どれにしようかな……。と、ゆっくりしている間にどんどん時間が経っていく。
みんなが「大使館ビール」を注文して、それが運ばれてくるまでの間も少しあって、なるほどさっきまでの「瓶ビールとグラス4つください!」の世界とは違う。
見るからに美味しそうな琥珀色のビールが4つ運ばれてきた。さあ、乾杯!
まず、ビールがめちゃくちゃうまい。なんというコクと旨みだろうか。そして気になるタイムである……6分3秒だ!
橋尾日登美さんの4分22秒という大記録を超えることはできなかったが、これもまた好タイムである。そして、実際、こうなるともうタイムはどうでもよく、ビールが美味しいし、唐揚げがまた、とんでもなく美味しい!
酔狂なチャレンジに参加してくれた3人に改めて感想を聞く。
橋尾日登美さん「勝ててよかったです!時間帯とか曜日とか人数によってもタイムが変わってきそうですね。あと、タイムの速さだけでなく、この店に連れてきてくれるんだ!みたいな面白さもありますよね」
今野ぽたさん「ウエダ商店、もう一つの入口から入った方が速かったかなと、ちょっと後悔しています」
山琴ヤマコさん「これ、色々な人にチャレンジしてもらいたいし、大阪駅じゃなくても駅によって色々あるんじゃないですかね。いい企画でしたよ」
と、こんな風に、それぞれの思う最速乾杯を試すことによって、結果、ただただ楽しい酒の時間が過ごせたのだった。
最後、コンビニでそれぞれ酒を買って大阪駅近くの広場で乾杯したのだが、これもこれでいいなと思った。

