ちょっと聞いてよ 2023年7月31日

道路のセンターラインが切り替わる瞬間を見てみよう!

時間帯によって中央線が変わる道路がある。

センタータインが切り替わる瞬間はどうなっているのだろう?

見てきた結果、かっこよかったので報告します!

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。

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その名はリバーシブルレーン

渋滞緩和を目的として、時間帯によってセンターラインをずらすことで交通量の多い方向の車線を増やす仕組みをリバーシブルレーンという。

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新潟市内にあるリバーシブルレーン

最近ではその複雑さから時代の流れとともに各地で姿を消しているというが、私の住む新潟にはまだある。

西大通という道路の新潟市の中心部と、郊外を結ぶ道路がそれである。

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新潟市西大通のリバーシブルレーンと可変標識板のイメージ
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たくさんある可変標識板のひとつ

リバーシブルレーンのセンターラインの変更の方法にはいくつか方法があるが、ここ新潟市西大通の場合は、可変標識板タイプというものである。

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可変標識板

四角い箱の中に、「中央線↓」と書かれた文字が入っており、時間ごとにこの表示が切り替わる。そのためこれを可変標識板と呼ぶそうである。

この表示の場合

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「中央線↓」の真下のラインがここなので
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その時間の中央線はこことなる
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別途「×」印の表示もあり

ちなみに「×」の表示のある車線は進行方向とは逆車線であることを示している。

この中央線の文字が左右入れ替わるようすは巨大ロボットの変身シーンのようでワクワクするに違いない。

路面標示も複雑になる

センターラインの変更は可変標識でかわることが分かったが、車の進行可能な方向を示す路面標示は簡単に書き換えることができない。どうするのか?

実はこんな風になっている。

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時間帯ごとで進行可能な方向が変わります

運転席から見ると

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むずい!

運転しながら「わかるか!」と叫びたくなるほど、初見の道路でこれを見極めるにはハイレベルな判断能力を要する。

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通るとき、いつも混乱します

私はここを通るとき、「は?は?」と言いながら、毎回選択を誤り、したくもない右折をさせられ遠回りしております。

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切り替わる瞬間はこうだ!

さあ、切り替わる瞬間を見てみよう。

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信濃川

新潟市西大通りは午前と午後でセンターラインが切り替わるので、正午を狙って撮影する。

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西大通りの有明大橋に立つ可変標識板

午前11時55分、スタンバイOK。あとは12時ちょうどに表示が切り替わるのを待つだけだ。

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午後12時8分

しかし、12時を過ぎてもうんともすんとも言わない。あれ?

午後って12時ではないのか?17時とかなのか?

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午後12時11分

炎天下の中、検索するが有益な情報なし。

熱中症になりそうだし、一旦帰るか?

と思ったそのときだった!

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午後12時13分 目隠しが閉じはじめる

音を立てることもなく蓋が閉まりだす可変標識。

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表示がなくなった!

このまま10秒経過。

そして…

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再び開く目隠し

ふたたび静かに蓋が開くと…

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中央線の表示が左右で入れ替わった
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中央線キリカエ完了!

おお、こうなっていたのか?!

やっぱりかっこいい!

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変身!

センターラインが切り替わる方法は、握ったコインが、左右の手で入れ替わる手品のようであった。

と、ここまで書いて入稿したところ、2000年代に書かれた編集長の林さんによるこちらの記事が発掘されたと連絡があった。

「動け!センターライン」

今回の記事と同じ内容である。

でもでもでも!しかし!林さんの記事は東京の品川のリバーシブルレーンの話であって、今回の私の記事は新潟のものなので、同じ内容というか、少し似てるというか、言い方をかえればぜんぜんちがう内容であると言い張ることもできるので、私はそう言い張ります。

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