特集 2025年4月22日

神職の正服をひとりで着るのは慣れていないとほぼ筋トレ

重い・見えない・体がかたい

ここからなんです。ここからがまじで意味分かんないんですよ。ぜひ意味のわからなさとわたしの表情を味わってください。

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袍の長さを調節する

袍の裾を引き上げて長さを調整するのだが、たゆんだ布地が死角をつくって下のほうが見えないのである。作法上はよくないのだが、顎であまった布を抑えてなんとか覗き込むことになる。

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ぐぎぎ

引き上げた袍は、袴の腰部分に差し込んでズレないように仮で固定する。ボタンとかベルトとかご存じない方々がつくった服なので。

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こう!こう差し込む!

袴の腰に差し込んでいるだけなので、入れ込みが甘かったりするとすぐポロッと抜け出てやり直しになってしまう。そもそも袴がちゃんと履けていないと差し込むことすらできないので、最悪の場合はオールリセットである。 

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それっぽくなってきた。袍の裾は前後2枚あるのでどちらも上げて高さをあわせる(難解)
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大体の形ができたら、ベルトのような役割を果たす紐を巻き付ける(すでにちょっと着崩れてます)
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紐を腰の後ろに回すときに肩がいたい!体がかたいので
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紐をこれでもかと強く縛っておかないと袍が形を維持できない。必死に縛る。この前の祭典では更衣室から出た瞬間に紐がずれて崩壊した。祭典中ずっと気が気じゃないのでほんとうによくない。

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でも顔はこんなぎゅっとしなくていいですよ。意味がないです
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紐を結んで固定できたら、袴に差し込んで仮止めしていた布地を引っぱりだす
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暑くて重くてこんな顔になる

写真を見返していると、記事のために意識したとかじゃないのにずっと顔芸をやっていたのが恐ろしかった。宮中なら流刑ものである。

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あまった前部分を
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先ほど結んだ紐部分に引っ掛けるようにして巻き上げる。ここがちゃんとできてないと脱げる
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騒音で苦情が来るレベルで顔がうるさい。もう腕が疲れ切っている
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大体こんなもんです!!

説明を大幅に省略しているが、あとは冠をかぶって浅沓という黒い靴を履き、笏を持てば神職の正装のできあがりである。

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全身図。笏は職場に忘れたのでないです
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物憂げとかじゃなくて疲れて放心状態なだけ

大変さが伝わっただろうか。慣れていると5分程度で着られるそうだが、私は30分くらいかかってしまう。時間が掛かるぶん腕や肩を使う。撮影の翌日、運動不足がたたり筋肉痛になってしまったほどだ。筋トレじゃん。

あなたの町の神職も、そっけなく澄ましているように見えて裏側では表情豊かに袍と格闘しているかもしれません。そう思うと神社が身近に思えますね。これってトリビアになりませんか?

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
一般の人は神職の正装を着ることがまずないので、ハウツーというよりもいかに大変か、大変そうにしている窪田さんのようすを楽しんでください。
ひもがほどけるとハラハラと脱げるのも恐ろしいポイントです。ゴムのありがたみを感じます。(林)

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