楽しすぎる
皿回し、楽しい。棒の先に神経を集中すると、大きく回せば力強く、やさしく回せば繊細に、皿が僕の意図を完全に飲み込んでいるのがわかる。もうこのままずっと皿を回し続けていたい。みなさんもだまされたと思ってやってみてください。ほんとおもしろいですから。
ということでひとつ渋い芸をマスターしましたので、今度呼ばれた宴会で披露したいと思います。あとは南京玉簾とかもいつかやってみたいです。
するとどうだろう、さっきまで何のとっかかりもなかった皿の裏に、棒がちゃんと引っかかるようななったではないか。引っかかった棒をキャップの壁に沿ってぐるぐる回すと手にぐいぐいと遠心力を感じることができる。皿が平行に安定して回転するように制御するのは簡単ではないが、これならば練習次第でどうにかいけそうだ。
しばらく練習すると棒を短く持った状態でならばかなり安定して皿を回すことができるようになった。こつはこんな感じだ。
するとどうだろう、見事に棒全体を使っての皿回しが持続できるようになった。棒を長く持った際には棒のしなりの影響で軸がぶれやすいため、あまり細い棒は向かないかもしれない。今回は直径3ミリ、6ミリ、9ミリ、の3種類を試したが、はじめのうちは使いやすいと思っていた6ミリ棒が、より高速回転を実現した後半では物足りなくなっていた。結局直径9ミリの棒を使うことで落ち着いた。
棒を長く持ち替えても、動かす動作は基本的に同じだ。感覚的には皿の回転よりも一歩遅れたタイミングで、キャップの壁をぐりぐりなぞって回転力を加えていくイメージ。大きく回すのではなく、かなり小さなストロークで回すと加速できる。
こうなってくると他のものも回したくなる。もしかしたら世の中のものは回せるものと回せないもの、その二つに分けられるのではないか。目に付いたものを手当たり次第回してみた。
皿回し、楽しい。棒の先に神経を集中すると、大きく回せば力強く、やさしく回せば繊細に、皿が僕の意図を完全に飲み込んでいるのがわかる。もうこのままずっと皿を回し続けていたい。みなさんもだまされたと思ってやってみてください。ほんとおもしろいですから。
ということでひとつ渋い芸をマスターしましたので、今度呼ばれた宴会で披露したいと思います。あとは南京玉簾とかもいつかやってみたいです。
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