企画のことは内緒にして、食べ物だけ募る
アフタヌーンティーはお菓子と紅茶を優雅に嗜もうぜという気品あふれる文化だ。カフェやらホテルやらでたびたび開催されている。一回も行ったことないけど、憧れはある。
アフタヌーンティーといえばこの二段の皿でしょう!三段だったり形がなにやら特徴的だったりする場合もあるけど、基本はこんな感じでお菓子が乗っている。
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どんな食材でもオシャレになるのか試すには、「皿に乗る大きさ」だけを条件に食べ物をランダムに集める必要がある。私ひとりで選んだら主観が邪魔だよなぁ。
というわけで、ライターの皆さんに何品かずつ持ち寄っていただくことにした。
編集会議の数日前、ライターの連絡用チャットにて「片手に乗るくらいの食べ物をなんでもいいから持ってきてほしい」と呼びかけた。呼びかけが毎度意味不明で恐縮である。
食器がもうオシャレ
アフタヌーンティーの象徴的な二段の皿をとりあえず買ってみた。
いつもの会議室の一角にこんなにオシャレな空間ができてしまった。こんな皿、何を置いてもオシャレMAXになること間違いなし!さっそくひとりずつ持ってきた食べ物を盛り付けよう。ここから先はこちらの優雅なクラシック音楽を流しながら読んでください。
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企画を知っている私が新たに食べ物を選ぶと不公平な気がしたので、「家にあったもの」という縛りで持ってきた。
まずは自宅の冷蔵庫に長らく置いてあったこちらを。
どこか風邪の引き始めを思わせる組み合わせになってしまった。実家の戸棚っぽくもある。皿と花がなんとかオシャレさを保とうとしているのがなんとも健気。こうやって置いてあったら鍋キューブそのまま食べちゃうかもしれないな…
甘栗を袋から直にニュルニュル出しながら全員で笑ってしまった。オシャレとはあまりに程遠い擬音で出てきたもんで。
・鍋キューブ 鶏だしうま塩
・龍角散ダイレクト マンゴー
・むき甘栗
・アールグレイポーション
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続いて石井さんのターン!石井さんが何も知らない状態で持ってきたものとは…?
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クラッカーは違和感なく馴染み、下段の一角だけ「秋の味覚を嗜むアフタヌーンティー」になった。しかしそれを隣のポーションがぶち壊している。紅茶を楽しむアフタヌーンティーなのに紅茶のポーションが皿に乗っている光景、昼寝で見る夢みたい。紅茶のマトリョーシカだ。
・ボンタンアメ
・忍者めし 鋼(はがね)マスカット
・ルヴァン クラッカー
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橋田さんはこの企画がアフタヌーンティーであると知らされた瞬間からずっと少し動揺していた。いったい何を持ってきてくださったのだろうか...。
鍋キューブや龍角散に合わせて袋ごと置いていただきました。バームクーヘンはアフタヌーンティーにあってもおかしくないが、袋ごとあるとおかしい。
そして、動揺の原因はこれでした。
これこれ!こういう光景が見たかった!これが見たくて立ち上げた企画だったのです。うれしい。ありえない。アフタヌーンティーとして絶対にありえない。ありがとうございます!
・バームクーヘン
・ハリボーグミ
・シーチキン マイルド
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最後は編集長・林さんのターン。林さんには事前に企画をお伝えしていたので、思うがままにランダムかつフリーダムに持ってきてもらった。
ねりからし?!
もう実家の棚どころではなくなってしまった!もはやドラッグストアのバックヤードである。この皿も瓶を直置きされるとは思っていなかったことでしょう。
・ねりからし
・ドライオレンジ
・キレートレモン
ついにすべてのアイテムが出揃った。
いざ実践!優雅なアフタヌーンティー
満を持して、アフタヌーンティーを優雅に楽しみます。
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~♪(優雅なクラシック音楽)
今日は橋田さんと女子会♡ アフタヌーンティーに来ました♪
どんなお菓子が来るか楽しみ!
オシャレな皿でも狂気は溢れ出る
皿がオシャレなら何が乗っていてもしゃれて見えるだろうと信じていたが、缶や瓶の狂気はさすがに隠し切れなかった。近々本物のアフタヌーンティーに行き、この日のことを思い出しながら美味しいお菓子と紅茶を楽しもうと思います。

