今回の記事では、例えに曲名を多く用いた気がします。
もしかすると、POLAの支店名は曲名っぽいのかもしれません。
試しにセットリスト風に並べてみたところ、
なんだか非常にそれっぽい!
今回は大阪市内だけでしたけど、都道府県ごとにセットリストを組んだら面白いかもしれないなと思いました。
たまたま見かけたPOLAの支店名があまりにも予想外なネーミングだったので、他の店舗の支店名も探しつつ、名づけ方の分類もしていきます。
ある日、街を移動していると、たまたま化粧品店のPOLAの前を通りました。
ふと路面の看板が目に入ったのですが――
エンドレスハート店!
地名とかではなく、エンドレスハート店!
しかも、最寄り駅が四天王寺前夕陽ヶ丘(してんのうじまえゆうひがおか)駅なのに、四天王寺前夕陽ヶ丘店じゃなくてエンドレスハート店!
これはもしかすると、とんでもないものと出会ってしまったかもしれない……
そう直感した僕は、エンドレスハート店と遭遇して以来、POLAの支店を大阪市内で探しまわりました。
その結果、38店舗で支店名を直接確認でき、なかなか個性的な支店名もいくつか発見。
それらを種類別にまとめるとともに、項目ごとにネーミングの傾向をポジショニングマップっぽいマップで可視化していきたいと思います。
もちろん、普通に住所が支店名の店舗もありました。
支店名の表示方法としては、
独立看板のものや、
ガラスに直接書かれていたり、
壁掛けタイプの看板などもありました。
では、いよいよ個性的な支店名を。
まずは、エンドレスハートのような外国語系です。
まず最初は『Dear Lovers』。
ラブソングのタイトルみたいなオシャレさがあります。
次は『HaHana』。
造語かと思いましたが、調べたところマオリの言葉で「輝き」という意味だそう。
さらには『コスモ』!
ド直球に宇宙ですね。聖闘士星矢とは関係なさそう。
そしてここは『エスティイブ』!
「エスティ、イブ」なのか「エスティーブ」なのか、発音がわからないですがとにかく「ィイ」がいいですね。ジョジョっぽくて好きです。
外国語系ラストは『Angeunesse』。
見たことない単語だったので調べたら、どうやらフランス語の「Ange(天使)」と「Jeunesse(若さ)」を合わせた造語らしいです。
それとは関係ないですが、看板に積もったホコリが使われてきた年月を物語ってますね。
そして看板こそ見つからなかったものの、ホームページ等に記載されている支店名だと、
・Candyーying
・クリスタル オリオン
・mignon mignon
・アプリ
などが気になりました。
では、これらの外国語系をポジショニングマップっぽいマップに当てはめてみると――
こんな感じでしょうか。
アルファベットだけだと上の方、カタカナだとそれより下、左にいけばいくほど個性的になっていく感じです。
なかでも全くの造語である「Angeunesse」が一番左上となりました。
次は逆に日本語のものを。
まずは『共美』。
読みはともみ?でしょうか。
店長さんの名前なのか、もしくは「共に美しく」みたいなところから名づけられたのかも。
続いても女性の名前っぽい『愛実』。
「家政婦は見た」みたいな角度で置いてありました。
さらには全てひらがなで『しんあい』。
柔らかいイメージにしたかったのかも。
日本語系ラストは『大平』。
一転して男性の名前っぽい。
地名とも関係ないみたいですが、これはこれで他店とは違う感じがいいですね。
他で看板が見つからなかったものだと、
・博雅
・京
・ゆたか
などもあるようです。
日本語だけだと、全体的にシンプルになることが多いようですね。
まとめると――
こんな感じでしょうか。
やはり右下の日本語シンプルに集中しています。
博雅と大平はやや個性的と思いましたが、他はそこまでのインパクトはなかったですね。
そして、外国語と日本語が複雑に絡み合った複合系を!
まずは『ハピネス愛』!
ポジティブなワードがたたみかけてきます!
次は『宮喜 jewel』!
「宮喜」というのは、かなり珍しい名字であるみたいなので、もしかするとそれが元なのかも。
激レア名字にjewelを加えるという取り合わせがすごい。
さらにここは『h・a・n・a』!
商品名だと「い・ろ・は・す」、曲名だと「く・せ・に・な・る」「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」みたいな、中黒入れまくりな支店名です。
前述のマオリ語でもhanaという言葉があるそうですが、単純に「花」のアルファベット表記かもしれないので複合系にしました。
そしてここは『美安蘭』!
読みはたぶんビアラン?
検索するとベルギーの作曲家が出てきましたが、たぶん無関係でしょう。
ラストは『巴里井』!
「巴里」はフランスのパリだとしても、「井」!
この文字の配列は今まで見たことがないですね。
たった一文字をくっつけただけですが、固有名詞としての驚きとオリジナリティーが段違いでした。
他に看板が見つからなかったものだと、
・DO愛結-Nayu
・谷九 Aengus.愛
・SALON優美 山田
などなど。
見るからに個性ほとばしる強者揃いで、逆に看板で見てみたかったものばかりです。
まとめてみると――
複合系はパターンが様々なので、振り分けに迷ってだいぶ独断で並べてますが、最終的にやや日本語寄りの配置に。
その結果、主に左下のマスがまんべんなく埋まりました。
そして最後はエンドレスハート級に印象が強かったベスト5を!
まずは『中2 POLA』!
中学2年生なのだとしたら、飲めないブラックコーヒーを見栄張って飲んだり、急に洋楽を聞きだしたりしてそうな雰囲気ですが――
これは支店名ではなく、中2階にあることを示しているようでした。
実際には北心斎橋店ですけど、他にはない珍しい表記ですね。
続いては『紫』!
実にシンプルで、「看板が白いのに紫!」くらいしか特徴的ではないですが――
後ろに下がってよく見ると――
もう1枚あった!しかも青色!
看板が2枚もあるパターンはここだけでした!
青だけど、紫!
さらにここは――
『Peace.春』!
「春〜spring〜」という歌をふと思い出しました。
単語の順番や英語と日本語のチョイスなど、なかなか技巧的に感じます。
そしてここの支店名は――
『美・Bloom』!
山口百恵の「美・サイレント」を真っ先に彷彿とさせる名前ですね。
化粧品店としてのイメージとボタニカルなイメージを融合させた、いい支店名のような気がします。
いよいよ最後は――
『音乃花 喜連瓜破』!
まず特筆すべきは、喜連瓜破(きれうりわり)!
個性ありまくりな難読地名だけでもかなりのインパクト!
そして肝心の「音乃花」は、初見で「おとのはな」と四股名みたいに読んでしまって、その印象が強かったのですが、調べたら「ののか」と読むそうです。
四股名に誤読+難読地名という、忘れたくても忘れられない支店名でした。
これらをポジショニングマップっぽいマップ加え、完成させたのが――
こちら!
外国語で最もシンプルなのは『My Dream』。
外国語で最も独特なのは『Angeunesse』。
日本語で最もシンプルなのは『京』。
日本語で最も独特なのは『音乃花 喜連瓜破』となりました。
そして、支店名が独特なものばかりではなく、とてもシンプルなものもあるというのが今回わかりました。
今回の記事では、例えに曲名を多く用いた気がします。
もしかすると、POLAの支店名は曲名っぽいのかもしれません。
試しにセットリスト風に並べてみたところ、
なんだか非常にそれっぽい!
今回は大阪市内だけでしたけど、都道府県ごとにセットリストを組んだら面白いかもしれないなと思いました。
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