果物屋さん 「フルーツ寿」
つづいて、東京・根津の果物屋さん「フルーツ寿」で、閉店後の風景をのぞいてみた。
千代田線の根津駅に近い本郷通りぞいのお店。夜遅くまでやっているので、たまにねぎを買って帰ったりした。
夜の12時ごろ、終電が迫り、だんだん人通りが少なくなってきたころに店終まい。店頭の商品を迷いなく片付けてゆく。てきぱき。ベテランの安定感を感じる。
お話を伺ったところ、この道50年とのこと。明日の朝も早いに違いない。買ったみかんは甘くておいしかったです。
お店:「フルーツ寿」 東京都文京区根津2丁目 *掲載当時 |
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「フタバ書店」
夜中に駅前に出たら、ちょうど近所の本屋さんが店を閉めているところだった。お願いして閉店の風景をのぞかせてもらう。
時間は午前0時。いつも遅くまでやってるなとは思ってたけど、こんな時間までだったとは。ご主人が本を置く背中にふと寂しくなる。なんでだろう。おじいちゃんぽいからかな(実際はお若い方ですが)。
老朽化のため店舗移転という張り紙を見つけた。今ぼくが住んでいるこの東京の駒込は、赤ん坊のころちょっとだけ住んでいた町。そのころからやっていたらしい。
移転先はそう遠くないのだが、通りがかりのお客さんが「ずいぶん遠くにいっちゃうんだね、もう行けないね」と言っていた。撮影しながら本屋さんに感情移入していたので、そんなこと言わないで来てくれ、と思った。関係ないのに。
お店:「フタバ書店」 東京都豊島区駒込1(1月16日まで) 移転先は霜降橋のスーパーたじまの裏あたりです (超ローカル情報) *掲載当時 |