小遊三漬け
小遊三の推しぬいを作っている間、自然と小遊三のことを考える時間が増えました。「どんな顔だったっけ」「どんな服を着せよう」「どこに連れて行こう」と思案する時間は、一瞬「何してんねん自分」という思いがよぎらないこともなかったですが、楽しかったです。推しぬいの良さがわかった気がします。
1月の3連休は、小遊三の推しぬい制作&撮影でフィニッシュと相成りました。「小遊三で3連休潰れた」と仲良しの四谷くんに言うと、
とりあえず、綿を入れてみましょう
宮尾すすむ度がグンと減って、小遊三らしさが舞い戻りました!私の体のパーツの縫いが下手で、体の所々に皺がよりましたが、むしろ年齢が出ていて、結果オーライです。
小遊三本体ができて達成感を得てしまったものの、この状態では全裸の老爺です。早急に着る物をこしらえましょう。
上からおさえつけて、無理に正座させることも可です。
実は小遊三は1964年と2021年の東京オリンピックで聖火ランナーをつとめたのです。落語の時もよくその話をしていますし、「徹子の部屋」出演時にもその話をしていました。聖火ランナーの服を着た小遊三、なんだかかわいく見えます。
衣装を変えるだけで色んな顔が見れます。推しの衣装を自由に着せ替えできるのは楽しいです。後輩の母親が、推しぬいの服の布を買うために台湾に行ったという話を、今なら「うんうん」とおだやかに聞けそうです。
小遊三師匠の推しぬいとまずやりたいイベント、それはやはり「笑点」の視聴です。(アイドルが推しの人たちは、推しぬいとライブ映像を見たりするのでしょうか)
大喜利のコーナー、お題は「力士がこの冬に楽しみたいこと」。小遊三師匠が手を挙げ、昇太さんが当てました。
※イラストを合成していますがテレビ放送を見ています
無意識に座布団をかかげていました。私の「山田さん座布団1枚」(昇太さんは「山田さん」呼び)があふれでたのです。推しぬいがそばにいると、「応援」という気持ちが大きくなる気がします。サッカー観戦でゴールが決まり、タオルを回すかのごとき興奮を得られました。
あと、今回の力士のカツラのように、笑点では色んな小道具を使いますが、それも推しぬいに着せてあげたくなりました。アイドルファンで言う、「あの時のライブの衣装を作りたい!」と同じです。
去年、東京の小石川植物園に行った時、戦場カメラマンばりの這いつくばり方で推しぬい撮影をしている人を見ました。きっと、キレイな風景の中にいる推しぬいを、最高のアングルで撮りたかったのでしょう。私も小遊三の撮影のためお出かけしましょう。
推しぬいの携帯方法には色々ありますが、
※このリンクからお買い物していただくと運営費の支えになります!
このような透明のポーチに入れて持ち運ぶ人をちょくちょく見ます。
「なんやあれ」とずっと疑問でしたが、改めて考えると、シースルーのポーチに入れると汚れないし、小物も一緒に入れられていいことだらけです。
小遊三を入れてみたところ、
ポーチがちいさかったようです。一緒に入れた座布団に圧迫されています。
まずは腹ごしらえ。椿屋珈琲店に行って、ケーキセットを注文。本当はピラフが食べたかったのですが、「小遊三のかわいい写真を撮らないと・・・」と思い断念しました。食事が推しぬいにふりまわされています。
いそいそと小遊三のぬいぐるみを取り出して撮影するのを他の人に見られるのが恥ずかしく、不審なほどのスピードで撮影してしまいました。
思ったより遊んでいる子どもがたくさんいました。小遊三を、着物から聖火ランナーの服に着替えさせなくてはいけず、ハタから見たら、「老爺の人形を裸にして、白い服を着せている大人」です。子どもたちに不用意にトラウマを植えつけないよう、ゴソゴソ推しぬいを準備。
晴れた日に外で撮影するのは気持ちよかったです。いつか、小遊三が聖火リレーをした山梨県笛吹市にも行って撮影したくなりました。推しぬいは、外にでかけるきっかけになりそうです。
小遊三の推しぬいを作っている間、自然と小遊三のことを考える時間が増えました。「どんな顔だったっけ」「どんな服を着せよう」「どこに連れて行こう」と思案する時間は、一瞬「何してんねん自分」という思いがよぎらないこともなかったですが、楽しかったです。推しぬいの良さがわかった気がします。
1月の3連休は、小遊三の推しぬい制作&撮影でフィニッシュと相成りました。「小遊三で3連休潰れた」と仲良しの四谷くんに言うと、
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |