特集 2026年9月3日

おれだって山田うどんに行きたい

所沢名物の焼き団子から歴史を知る

山田うどんを後にして、歩いてすぐのところに団子屋がある。ふと帰りに寄ってみることにした。

かき氷もある団子屋。

手作りの団子に、所沢名産の「深井醤油」をたっぷりつけ、炭火で丁寧に焼いていく。

香ばしいしょうゆの香りが食欲をそそる。あんなに食べたのにお腹が空いてきた。
「二度付けにする?三度付けもできますよ」と言われ、三度付けにしてもらった。しょうゆの味をしっかりと感じられるそうだ。
こうしてできた焼き団子。

店主の方と話したところ、所沢は水田を作りにくい土地であったため、畑でも育つ陸稲が栽培されていた。

しかし、陸稲は炊くとパサパサしやすいことから、米を粉にして蒸し、醤油を塗った焼きだんごとして食べるようになったそうだ。

もともとは農作業の合間のおやつであったが、やがて店でも売られるようになり、所沢の名物として定着したらしい。

今回食べた団子も米粉である。確かにどこかおはぎみたいな食感だった。

焼いた醤油の香ばしさと団子のもっちりした食感がおいしい。

また、所沢では、武蔵野うどんを筆頭に多くのうどん屋が存在している。

所沢には水はけのよい畑が多く、米の代わりに小麦が栽培されたこともあり、うどんがよく食べられてきたそうだ。

昔はめでたいことや冠婚葬祭のときにうどんを食べたそうだ。

「昔、給食でソフトめんってやわらかいうどんがあったでしょ。あれぐらいやわらかいうどんをよく食べていたね」とのことだった。


本当は別の企画をする予定だった

本当は公園で体を動かす記事を書くつもりだったが、雨で撮影ができなかったため、行ったことない山田うどんに行くことになった経緯がある。おれ、まだまだ行ったことないチェーン店に行きたい。

急に訪れた場所で、うどんや団子がなぜ所沢の名物になったかを知ることになるとは。腹いっぱいになったうえに、いい記事になったな。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
ファーストオーダーでうどん食べてないの、他のライターであればちょっと「なんで?」って思うシーンだと思うんです。でも江ノ島さんだけは「絶対に後で食べてくれる」という安心感があるので、リラックスして読むことができました。信頼感。
でもそのあと団子まで食べるのは予想外でしたね。
あと本気の仕事の愚痴が入ってるのも良かったです。(石川)

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