事故までの状況
その日は朝から大雨。記事用の撮影と画像の加工などが済み、夜になった。
執筆その他は後日にしようと、その日は店じまいにして、夕飯を買いにスーパーへ行った。
お寿司を買って食べようと思ったが、値引きされていなかったのと、カレーが食べたくなったので、お寿司をやめてドライブスルーがあるカレーハウスに向かうことにしたのである。
自損事故はこうして起こった
はじめてやってきたドライブスルーのあるカレーハウス。
備え付けのマイクに向かって注文をすると「屋根付きの駐車場でお待ちください」と案内を受けた。
できあがりを待つまでの間に雨があがった。
車載のテレビで野球中継をなんとなく観ながら「早く帰ってゆっくりしたい」と考えてボーッとしていたように思う。
一般的なドライブスルーは、自動車に乗ったまま順路をたどっていくと渡し口という店舗の窓部分で支払いや受取を済ませることが多いのだが、ここの場合は駐車場まで店員さんがわざわざ出てきてくれるタイプであり、これなら自分が店内まで出向けばよかったなと申し訳ない気持ちになった。
受け取ったカレーのいい香りが車内にたちこめ、早く食べたいという、急ぐ気持ちもありながら、車を発進させた次の瞬間…
カーポートの柱に車をぶつけてしまった。
2~3分放心したあと、FacebookとInstagramに写真を投稿。イイネやコメントがついたので
「どうやら夢ではなさそうだな」
と思いながら警察に電話したのである。
たまたま事故現場の道路を挟んだ向かいに派出所があり、お巡りさんが「110番したのアンタ?」と、徒歩でやってきたので驚いたり、まあそりゃそうかと思ったり。
事故直後の顔はどうなるか?
さて、「自動車教習所で見せられるビデオの人」によく出てくるあの顔に私はなったのか?
それでは、実際にはどんな顔になったかを報告します。
改めて、まずは教習ビデオにありがちな事故の瞬間の顔がコチラ。
つづいて実際の事故の瞬間の顔。
表情としては無。完全な無表情。
頭の中は、保険のことと、カレーのことを考えている。
ということで、あの手のビデオの制作関係者のみなさま、自損事故のビデオを作られる際にはぜひこちらを参考にしてください。