家族に怒られそうだったので、オオゴマダラ以外は元に戻しておいた。
オオゴマダラのサナギだけは大正解だったので、オオゴマダラ飼育施設は夏ごろからクリスマスツリーを設置して蛹が自然に木につくようにしていたらすごくいいと思う。ぜひ本物を見てみたい!
ではみなさん良いクリスマスを!
クリスマスのイメージといえば「寒空の下、人々が肩を寄せ合いながら、イルミネーションを見ている」みたいな感じだと思うが、いかんせん12月でも暖かい沖縄ではカレンダーを見たらクリスマスが近づいているのはわかっても、肌感覚としては全然感じられないのだ。夏が終わったのはわかるけど、寒くはないので感覚でいえば10月ぐらい。
しかし、クリスマスは近づいてくる。
沖縄の気候がクリスマスっぽくなくてクリスマス感が出ないなら、いっそ逆のことをしてみたらどうか。
そう、クリスマスを沖縄っぽくするのだ。
こちらは我が家のクリスマスツリー。
12月の頭ぐらいにツリーは設置したが、夜に設置したのにも関わらず、暑くて半袖で窓を開けた。
またツリーには雪を模した綿もあるが、沖縄に雪は降らないので、子供たちは綿は雲だと認識しているようである。
南国あるあるだろうか。
これじゃあいけない。
オーストラリアではサンタはソリじゃなくサーフボードにのって海から来るじゃないか。
沖縄でも沖縄らしく、地域にあったクリスマスをやらなければ。
街を全部は変えられないので、我が家だけでも沖縄クリスマスをしたい。
クリスマスツリーに飾るオーナメントを沖縄のものに置き換えよう。
お店などで売っていないものは手作りする。
作っていたのはオオゴマダラ(喜界島、与論島以南に分布している蝶)のサナギを模したオーナメント。
オオゴマダラのサナギは金色に輝きめちゃくちゃきれいなのだ。オーナメントにぴったり!
第一尚氏6代目の尚泰久王の命によって鋳造され、首里城正殿にかけられた銅鐘である。
本物は緑がかった黒色をしていて、現在は博物館に保存されている。
テックス板とは小さな木片に「危」と書かれた殺虫剤を染み込ませた害虫駆除の板。さすがに本物は危ないので手作り。
テックス板の詳しい記事はこちらを。
ということで、飾ってあった装飾を外し裸になったクリスマスツリー。ここに沖縄の装飾を飾り付けていくぞ。
まずは大綱引きの縄。
そこにテックス板。
...飾っているのに、どんどん打ち捨てられた感が出ているが、続けよう。
イラブーリースは黒くて目立たない。
天使の羽。クリスマスツリーに飾るネーミングとしては最高だが、ツリーの上に食べ物を乗せると、なんともいえない不安が押し寄せて少しだけしか飾れなかった。
物置を探したら大綱引きの手縄が出て来たのでこれも飾ろう。
小縄よりは本物の手綱の方がモールっぽいのがわかった。
サーターアンダーギーは賞味期限が長いので、クリスマスツリーを飾っている間に腐ってしまうことがないのでオーナメント向きかも。
しかし重いし、油が!と思ってしまい、飾ること自体は躊躇をしてしまう。
一旦引きで見てみよう。
なんだこれ。
何かを飾るのをやめれば持ち直しそうな気もしたが、とはいえどれが犯人なのかもわからない。
ここでオオゴマダラのサナギである。
色があるだけで、ちゃんとしたオーナメントっぽい。
だいぶ持ち直したんじゃないか。
万国津梁の鐘も追加。
そして、最後。
スターフルーツ。
...。
物悲しい!
南国は陽気なはずじゃなかったのか。クリスマスツリーにしたらなぜこんなに悲しくなるのか!
光ってないからか?電飾を巻いてみようか。
メリークリスマス!
できあがったのは廃材からなんとかクリスマスを祝いたい漂流中の無人島で作ったようなクリスマスツリーである。
何がいけなかったのかはわからないが、もしかしたら全部ダメだったのかもしれない。
家族に怒られそうだったので、オオゴマダラ以外は元に戻しておいた。
オオゴマダラのサナギだけは大正解だったので、オオゴマダラ飼育施設は夏ごろからクリスマスツリーを設置して蛹が自然に木につくようにしていたらすごくいいと思う。ぜひ本物を見てみたい!
ではみなさん良いクリスマスを!
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