特集 2022年4月28日

ついにコーヒーフレッシュの裏側の数字の意味を突き止めた

コーヒーフレッシュの裏側には謎の数字が記されている。

漫画の『嘘喰い』で仕入れたこの知識だが、実物を数回確認したきりで、そもそも何を意味したものかは気にすら留めてなかった。

だが、改めて考え始めると相当に役割が不明だ。
そろそろ、本腰を入れてこの数字の謎を解き明かしてみようじゃないか。

昼はデータサイエンティストをしています。トイレと路上観察と観葉植物が好き。行動力があるとよく言わますが自覚はまったくないです。和菓子が全部苦手なのでお土産がいつも食べられないです。

前の記事:ホロホロチョウよ、頼むから彼女との思い出を忘れさせてくれ


コーヒーフレッシュの裏には数字がある

まず初めに具体例を見てみよう。
例えばマクドナルドのコーヒーフレッシュにも数字が記されているのだ。

001_マクドナルドのコーヒーフレッシュ.png
朝食を食べた後にこの写真を撮りに行こうとひらめいてしまったので、食事終了の10分後に朝マックを食べたことになる。とぼしい計画性とたくましい食欲の持ち主だね。

この数字の謎を解き明かすには、とにもかくにも情報が必要だ。実際に調べなきゃわからないことがあるのだ。

地域のスーパーを駆け回り、ネットショッピングサイトで探し回って、コーヒーフレッシュを買い漁ろう!

002_大量のコーヒーフレッシュの袋.png
ということで合計20種類を入手、凄い数。あって5種類かと思ったらはるかに多い。ちょっとみくびっていた。さらにこの写真になくて後から買い足した商品もあるよ。

しかもこれが日本の全種類制覇という訳でもなさそうなのだ。

私のコーヒーフレッシュの認識への解像度が低すぎた。コーヒーフレッシュにはいままで曖昧に認識した無礼を謝罪しなければならない。ごめんね、コーヒーフレッシュたち。

番号が違うと何か違うか調べよう

ひとまず20種類のコーヒーフレッシュを並べてみた。

003_升目にならぶコーヒーフレッシュ表側.png
これが入手した20種類のコーヒーフレッシュたち+マクドナルドのコーヒーフレッシュ。プライベートブランドがこの世にこんな溢れているとは。各製品、白茶黒金とカラフル、宝石のようだといっても過言ではない。
004_升目にならぶコーヒーフレッシュ裏側.png
裏返すと見えづらいが数字が容器に記されている。色みが茶or白の2色。華やかなコーヒーフレッシュも裏を返せばシックなコーデ。オンオフの切り替えが出来るファッショニスタだ。

色や容器の形状の違いは製造工場の違いのようだ。

例えば茶色い容器は、いずれも製造所は名古屋製酪株式会社と株式会社東京めいらくのいずれかだったのだ。

そして肝心の数字だが、入手していた製品全てに数字が記されていた。

しかも、同一の袋内のコーヒーフレッシュであっても、ひとつひとつに違う番号が打たれている。

つまり、おそらくはコーヒーフレッシュと数字はかけがえのない関係にあるのだろう。その蜜月の中の秘密を解き明かしてみせねばならぬ。

そして、一応念のため数字ごとに味が違うかを確認したが、特に差はなさそうだ。

005_食べ終わったコーヒーフレッシュ.png
「さすがに番号で味が違うことは無いだろうけど万が一があったらなあ」と思いながらの確認作業の痕跡。ほとんど検品である。

久しぶりにコーヒーを飲んだ、飲み過ぎた。カフェインで酔いつぶれそうである。

コーヒーフレッシュを楽しむには、コーヒーを飲まねばならないというのをこの瞬間まで忘れてしまっていたのだ。とんだあわてんぼうさんだ。

006_フィルムにずれはある.png
これはそれぞれ裏側に21番と記されたキークリーミー。同じ番号同士で表面のフィルムの型抜きの位置が同じという訳でもなさそうである。

・(事実1)すべてのコーヒーフレッシュには裏に数字が印字されている。
・(事実2)数字ごとに味やフィルムに違いがあるわけではない。

ここまで、外観と味の検証を進めてきた。次は数字がどんな意味を持っているかを調べていこう。

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数字がどんなふうに分布しているか調べよう

まずは数字の意味を知るために、コーヒーフレッシュの種類ごとに数字の分布を調べよう。

007_表だ.png
コーヒーフレッシュを置く作業用の7×10の表を作成。いい表ができた。
008_表に並べたコーヒーフレッシュ.png
ここにコーヒーフレッシュを番号別に並べていく。これはドン・キホーテのコーヒーフレッシュの事例。
009_エクセルにまとめられたコーヒーフレッシュ.png
その結果をエクセルに直す。結構自動化した。さすがわたしだ。

ドン・キホーテの例を見てもわかる通り、この謎の番号は一つの袋で重複があり、全て別の数字というケースは一回も存在しなかった。


この数字の偏りがどれだけあるのかを統計の手法を使って測ってみる。

数字が非常に小さければ偏りが大きいということを意味する(ここまで書いて詳しい人は学問的に正確な議論をしたくなるかもしれないが、私も細かいことを書きたいのだ。互いに我慢の時間だ。)

010_散らばり度グラフ.png
統計的には袋の中の数字に大きな偏りは存在しないということを示唆していそうだ。つまりコーヒーフレッシュの数字は、サイコロを振るのと同じようにどの数字も同じ確率で出ている可能性が高そうだ。

そして最後に、製品ごとに出てきた最大の数字を調べてみた。

011_最大の数字グラフ.png
40前後、70前後、80前後の3種類に分けられそう。本当の最大値はこの数字+1~5くらいではないだろうか

コーヒーフレッシュの数字の意味を予想しよう

ここまでの事実を整理してみる。
・(事実1)すべてのコーヒーフレッシュには裏に数字が印字されている。
・(事実2)数字ごとに味やフィルムに違いがあるわけではない。
・(事実3)同じ袋に同じ番号が重複していることがある。
・(事実4)最大の数字は製品ごとに異なる可能性が高い。
・(事実5)数字のかたよりはあくまで自然な範疇にある。

この事実は、「コーヒーフレッシュは50面ダイスや80面ダイスの代わりにできそう」ということである。

そして最大の数が80前後でランダムな数字が出てくるものに何か心当たりはないだろうか?

私は、ビンゴマシーンしか思いつかない。

もしかしてコーヒーフレッシュの数字はビンゴゲームのビンゴマシーンの代用品として活用するためにあるのだろうか。

流石にそんなわけはないが、明確な答えは私の中には浮かび上がらなかった。

なので、いったん解答欄をビンゴマシーンということで埋めさせてもらおう。定期テストの最後の悪あがきと同じメソッドを採用だ。

答え合わせ

答え合わせのために、メロディアン株式会社及びスジャータめいらくグループに数字の謎を伺ったところ両社ともに以下の答えが得られた。

・容器の裏側の数字は、充填機のノズルの番号である。
・製造ロットと合わせてノズルの管理のために識別している。

・品質管理のための数字である。

なるほど、私の予想は大外れに終わってしまった。

今回、私は番号ごとに味が違わないか検証したが、それが実際に品質に問題があった場合に利用されるものだったのだ。


まとめ

合計789個、重量にして3kg超のコーヒーフレッシュが手元にあり、消費したのは16個である。いずれも外袋を開封した後は早めに消費をすることが推奨されている。そして私は全ての袋を開封済みだ。

012_まとめ画像.png
今日からコーヒーフレッシュを配る怒涛の一週間が始まる。
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