とどまらない止まれを作ってみて
今回のとどまらない止まれを作ってみて遠隔操作できるものの魅力について改めて知ることができました。
いつの日か、「止」と「ま」と「れ」でレースがしたいです。絶対に楽しいと思うのですが、誘う人がいません。父と母を誘えばいいのでしょうか。父が「止」。母が「ま」。「れ」が僕。どこか悲しいレースになるような気がします。
※2011年8月に掲載された記事の写真画像を大きくし加筆修正し、再掲載しました。
縦に細長い独特のフォント。あの「止まれ」です。「止まれ」という言葉なのに、今にも動き出しそうな不思議な躍動感があります。この止まれが動いたらいいですよね。
どうやって動かしたらいいのでしょうか。下にタイヤをつける、というのはすぐに思いつくのですが、どうせなら自由自在に動かしたいものです。
止まれを軽いスチレンボードで作り、下にラジコンを仕込んで操作すればいいのではないでしょうか。そうと決まれば材料の調達です。
上から見た時、ラジコンがはみ出て見えているとがっかりです。止まれの文字サイズよりも小さいラジコンをAmazonで3台注文しました。
前回の記事の「紅白幕カーテン」の前で写真を撮ると懸賞でラジコンが当たった人に見えますが、全部自腹で買ったものです。
止まれのパネルを上に貼り付けるので、とにかく軽くする必要があります。まずは、ボディを外します。外すと何だかスタイリッシュ。
続いて「止まれ」の文字を作りましょう。こちらはスチレンボードでとにかく軽く作ります。180cm×90cmのものを4枚注文しました。
止まれを切り出す際に必要な寸法ですが、ネットで探してみると結構たくさんありました。
なんらか国家機密の情報を手に入れたような気さえします。ちなみに「止まれ」は地域によって微妙にフォントが違うようです。
部屋のなかに置くと凄い迫力。やはり1/1には素敵な魅力があります。
曲線もありますが、下書きは完了!
はい、失敗しました。どうしようもないところ切っちゃいました。でも、どうせ失敗するだろうと思って、余分に1枚多く買ってあったのです。1枚1800円もしますけどね!
家の中に止まれを置くと、なんだか感慨深いものがあります。
こんなでかいものがこの小さなラジコンで動くのでしょうか
もし、動かなかったらどうしよう。このためにラジコンを3台買っちゃったので、動かなかったら立ち直る自信がありません。おそるおそるラジコンを起動してみます。
ま動!ま動です!「ま」が部屋で動いてます!今なら発明王と呼ばれていた人達の気持ちが少しはわかるような気がします。
自作の「止まれ」を置くだけでも興奮するのに、それが動き、しかも自由にラジコンでコントロールできるなんて!
よくわかりませんが、躍動するラグジュアリーってこういうもののことを言うのではないでしょうか。続いて「止」を動かします。
感動です
ある程度方向も変えることも可能!。そして遂に「止」と「ま」と「れ」が同時に動きます。
今日人類の夢がまたひとつ叶いました。
操縦者は一人でいいので、撮影を頼める友人の少ない僕でもばっちりです(今回は父が手伝ってくれました)
今回のとどまらない止まれを作ってみて遠隔操作できるものの魅力について改めて知ることができました。
いつの日か、「止」と「ま」と「れ」でレースがしたいです。絶対に楽しいと思うのですが、誘う人がいません。父と母を誘えばいいのでしょうか。父が「止」。母が「ま」。「れ」が僕。どこか悲しいレースになるような気がします。
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