特集 2025年1月30日

もう飲み会は音だけでいい

参加していない飲み会の音声は楽しすぎる

続いては私が参加していない飲み会の音声を聞いてみる。これは先日友人に飲み会の場で録音してきてもらったものだ。

友人とはいえちょっと変な相談だよな、と恐る恐る聞いてみたらあっさり快諾してくれた。こういう人たちに助けられて生きています
「それであの時さー......」あっ、友達の声だ!

開幕から友達と友達が楽しげに喋っている。しかも内容が私の知らない話。楽しい、楽しすぎる。 

先ほどの「ととのい」が得られた環境音とは全く違う、ラジオ感覚でニヤニヤしながら聞いてしまう音声である。こんなんずっと聞けちゃうぞ。 

「牡蠣のカンカン焼きって生牡蠣?焼けてるやつ?」いや、焼けてるやつに決まってるでしょ!つい突っ込んでしまうのもラジオっぽい

特に熱心に会話に入るわけではないが、要所要所で気になることだけ首を突っ込む贅沢スタイルだ。そうそう、酔っぱらった飲み会ってこういう感じになることあるわ。 

「この大根おろしすごいっすね」「これおいしいよねー」えっ、何、どれ??

ただ、環境音と違って実際に音の向こうで飲み会が開かれているため、話についていけない時もある。特においしい料理が気になりすぎる。これは数少ない音飲みの欠点である。

「これすごいですよ。麻婆豆腐なんですけど、麻が『馬』で馬婆豆腐ですって。馬肉なのかな」「絶対おいしいじゃん!頼んでみようよ」なんだよそれ、絶対おいしいじゃん!
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自分が喋っている飲み会はいたたまれないけど記録として有用

最後に自分が参加した飲み会の音声だ。一週間前に行ったジンギスカン屋の音声である。

「いやもう大変なんだよ!...」流し始めた瞬間、自分の声が勢いよく流れ始めた

うん、いたたまれない。そもそも自分の声に慣れない上に、そんな自分が調子よくああだこうだと理屈や屁理屈をこねている様がありありと思い出される。

しかもマイク位置の都合で私の声ばかりがでかい。いやあ、どうだろう。どうよこれ
でもなんだかんだ面白くなってきた

考えてみればホームビデオの音声版である。その時あったことや話したことを今再び反芻しているのだ。

その中には当時面白いと思った会話があるし、それは今聞いてももちろん面白い。どうせ当日喋ったことなんてその飲み会が終わったら覚えちゃいないんだから、こうやって改めて聞くとそれはそれで楽しめるのだ。

あとおすすめしてもらった本とか、本当に覚えてなかったりするから単純に記録としても助かる。メモ代わりになる

いやあ、どの音声も楽しいな。やはり飲み会は音だけでも十分なのだ。 

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まとめ

最後に違いをまとめると…

居酒屋の環境音:「ととのう」音声。まったりしたい時に。
自分のいない飲み会:めちゃめちゃテンションが上がる音声。ラジオやテレビの代わりとして楽しく飲みたい時に。
自分のいる飲み会:ホームビデオ感覚の音声。楽しかった飲み会の反芻や、思い出したい記憶がある時に。 

研究結果を視覚的にプロットするとこう

気分に応じて使い分けていこう。

 

ひとしきり楽しみ、そして勢いそのままに寝た。やりたい放題である
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編集部からのみどころ
過去記事でもさんざん飲み会の新しい形を実験してきましたが、まだ残されたフロンティアがありました。
この記事は趣旨上、家でやらざるを得ないので写真のバリエーションが少ないのではと心配していましたが、逆に同じアングルで統一してきたりばすとさん。でもよく見ると似たような写真が一枚もないんですよ。すばらしい表情芸。
あとツッコミ不在なのでここに書いておきますが、最後のグラフがフニャフニャすぎだろ。でも飲んだ人が書いた感が出てていいです。(石川)

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