二宮金次郎の子孫に背負ってもらう
金次郎の制作過程をSNSに載せていたところ、友人から衝撃のメッセージがきた。
「言ったことあったかもだけど…私、実は二宮金次郎の子孫ー⭐︎(遠いけど)」
えーーーー!!今まで全然聞いたことないよ!!こんな身近にご子孫が……!母方の血筋が二宮金次郎の家系らしい。こんなことってあるんだな……!
せっかくなので、背負ってもらい、先祖を超えてもらおう。
「遠くからでもすぐに分かったよーー!!」と言われた。
友人のまやさん&息子のしょうたろう。急な誘いにもすぐに駆けつけてくれた。さすが金次郎の子孫!!
さっそく背負ってもらおう!
これは歴史的瞬間かもしれない……!誰か銅像にして欲しい。
偉いだけでなくやさしさも兼ね備えているなんて、将来有望過ぎる。
帽子もかぶって、背負ってもらって、誰よりも楽してない??
金次郎を背負って街を歩く
私はこのあと新宿で用事があったので、このまま背負って移動することになった。
周りから、「え?あれ二宮金次郎?」というざわめきが絶えず聞こえてくる。やっぱり金次郎有名人なんだな……!!
通りすがりの人に、「もしかして、ファッションで二宮金次郎を背負っているんですか……?」と聞かれたりもした。金次郎がファッションアイテムってこと!?ハイセンスすぎる。
金次郎を背負って偉さがアップした私。できれば金次郎のように銅像になりたい。
二宮金次郎はアートなのか
公園での撮影を終え、友人達と別れたのだが、友人の帰りの電車で金次郎のことを話している人がいたらしい。公園で目撃されたのだろう。
「さっきの二宮金次郎はアートなのか?パフォーマンスなのか?」
「二宮金次郎自体はアートじゃなくない?」
「背負って歩いていることに意味があると思う」
「背負って歩くのは疲れただけかもしれないし、もし彼女が本を読んで背負っていたら、何かのメッセージ性を感じるかもしれない……」
と、真剣に討論していたそうだ。「二宮金次郎より偉い私」というメッセージ性が伝わっただろうか。