特集 2019年11月1日

夜の埋立地散歩 ~超穴場夜景スポットと地の果て~

最終的に「果て」に辿り着きます

働いていると、ふとした瞬間に仕事から離れて遠くへ行きたくなることがある。しかしそう思う時はだいたい忙しいのが世の常だ。実際に旅に出るのはなかなか難しい。

旅に代わってお手軽に日常の閉塞感から抜け出す手立てはないものだろうか。

その手立てがこの度めでたく発見されました。夜の埋立地散歩です。

1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー)

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アーバンドックららぽーと豊洲の秘密

東京の湾岸エリアはそのほとんどが明治以降に埋め立てられて生まれたため土地の歴史が浅い。だからなのかエリア全体にどことなく近未来的な雰囲気が漂い、都内の他の場所とは違った空気が流れているような気がする。

そんなこともありちょっとした非日常感を手軽に味わうにはうってつけのエリアなのだ。

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というわけで豊洲にやってきた。「自転車走行空間」って仰々しい言い回しだ。
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ゆりかもめの端っこ。カーブして続きそうなのに唐突に途切れているところがよい。

豊洲から埋立地散歩を始めていきたいのだが、その前にいま有楽町線の豊洲駅が面白いことになっているので見てほしい。

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ホームドアの向こう側、本来線路があるはずの場所を人が歩いている

豊洲駅では現在ホームの拡張工事が行われており、ほとんど使われていなかった2番線と3番線にフタをして歩けるようにしているのだ。これは東京2020で予想される混雑に向けた対策で、ゆくゆくは2番線と3番線の間の仕切りも撤去され一つの大きなホームになるらしい。

その頃にはホームドアも撤去されてあまり線路の上を歩いてる感じがしなくなってしまうかもしれないので、この違和感を味わうなら今のうちだ。

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これ、暗渠らしき道を見つけて歩いている時と同じワクワク感だ!

さて、豊洲駅を出発してゆりかもめ沿いを歩いていくとすぐに豊洲公園という夜景の綺麗な公園がある。運河を隔てて晴海地区の高層マンションが目の前に迫る。

これだけでも日常の閉塞感からだいぶ解放されたような気分になるので埋立地すごい。

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ステータスの高さを見せつけるという意味では東京版ギザの三大ピラミッドと呼んでもよさそうだ

この豊洲公園の隣にアーバンドックららぽーと豊洲というショッピングモールがある。

ここは名前からも分かる通り、旧石川島播磨重工業(現在のIHI)の東京第一工場の跡地である造船所内に建設された施設だ。

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そんなわけで敷地内にはクレーンのモニュメントがあったりする

このクレーン以外にもこの辺りには船のパーツや素材をモニュメントやベンチとして再利用したものが至る所に点在しており、土地の歴史を物語っている。

造船所だった頃の地図を見ると船を止めるドックが3つあることが分かる。

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赤い矢印の先にそれぞれ船の姿が見える(国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より・整理番号・CKT843/コース番号・C13B/写真番号・13/撮影年月日・1984/12/03(昭59))

このうち、真ん中の2番ドックは現在もその一部が残されており、実際に遊覧船乗り場として利用されている。

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ちゃんとNO.2 DOCKと書いてある。背景を知らないとなぜいきなりNO.2なのか疑問に思うだろう。

NO.1とNO.3のドックは埋め立てられてしまい、今やドックとしての機能は失われてしまった。では一体何になっているのか。

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よく見るとすぐそばにNO.1 DOCKの文字
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そのNO.1 DOCKの上はなんとドッグランになっていた

ドックがドッグランになっているのだ。これ狙ってるよね…。

ゲーム開発者がこっそりゲーム内にネタを仕込むのと同じ感覚で、この施設の設計者がこっそりダジャレを仕込んだのだろうか。だとしたらそれに気が付けて良かった。気付かれないダジャレほど悲しいことはない。

さらに公にはされていないららぽーと豊洲の秘密を知ってしまったと考えると妙に特別な場所に思えてくる。「俺とららぽーと豊洲だけの秘密」だ。恋人かよ。

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1年前に誕生した超穴場夜景スポット

アーバンドッグららぽーと豊洲を後にして、引き続きゆりかもめ沿いに歩みを進めていこう。

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夜の住宅展示場は「街から急に人が消えた」感がすごい。アイ・アム・レジェンドだ。
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雑誌でしか見たことないおしゃれなキャンプ場もあった。こういうとこ本当にあるんだ
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映えと思われる壁もあったので写真を撮ったがどういう顔をすれば良いか分からなかったのでとりあえず犬と同じ表情をしておいた

15分ほど歩くとゆりかもめの市場前駅へと到着する。豊洲市場がオープンするまでは降りる人がほとんどいなかったが、豊洲市場が出来て新たにペデストリアンデッキも設置されるなど活気づいている。

市場前という駅名からも分かるように出来た当初から豊洲市場が出来ることを見越して作られた駅なので、まぁいつかは活気づく運命だったわけだが、本当に活気づくと感慨深い。シナリオ通りの人生を歩んでいる。

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夜のデッキは誰もいなくて気持ち良い
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まだまだ開発は進んでおり駅のすぐ隣でも工事の真っ最中
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この道路も少し前まで奥の坂になった辺りで途切れていたのにいつの間にかちゃんと都心とつながっている。

ご存知の通り、豊洲市場自体は朝が本番の施設なので日が沈んだこの時間は何もやっていない。寿司屋を始めとした飲食店が立ち並ぶゾーンも全てシャッターが締まっており、酢飯の匂いが立ち込めているだけである。

何も「酢飯の匂いで自前の白飯を食べよう!」という落語のような話をしたいわけではない。見てほしいのは市場前駅を背にして右側にある水産仲卸売場棟の屋上だ。夜はだれもいない豊洲市場だが、この屋上は23時まで入場可能なのだ。

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この建物の屋上が緑化広場になっている
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エレベーターで5階まであがると緑化広場までの通路が現れる

ここを歩いていくと屋上緑化広場にあがれる階段がまず現れるのだが、オススメはその階段は登らずにそのまま直進し、さらに奥にあるスロープを使って屋上緑化広場に行くルートだ。

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この階段は登らずに
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さらに奥にあるこの通路を進もう。進むとその先がスロープになっている。
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スロープの手すりが夜景の光に照らされて勝手にアトラクションみたいになっている

ここをあがると目の前に東京の夜景が飛び込んでくる。階段を使うと夜景からちょっと距離のある場所に出てしまうので、このスロープを使った方が急に目の前に夜景が現れてより強いインパクトを感じることができるのだ。

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写真の技術がなくて恐縮だが大パノラマの夜景が目の前に飛び込んでくる
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先ほど豊洲公園から見た晴海方面の高層マンション群も全部見える

湾岸エリア広しといえどこんなにパノラマで湾岸エリアの夜景を一望できるスポットはそうそうないだろう。

それに何が良いって人が全然いないのだ。もちろん平日の夜という日時のおかげもあるだろうが、それでも同じ時間にお台場の海辺に行ったらきっとカップルや大学生がそれなりにいるだろう。

文字通り夜景を一人占めできる超穴場スポットだ。

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東京湾と船
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レインボーブリッジもしっかり見える

この屋上緑化広場から水産仲卸売場棟の反対側へ降りることも出来る。水産仲卸売場棟の周りは豊洲ぐるり公園として整備されているのだ。

この反対側へ降りるエレベーターがまたかっこいい。

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正確にはエレベーターというかエレベーターまでのアプローチがかっこいい
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これが人生最後の直線なのかなという感じがする。向こう側はきっとあの世だ。

というわけでこの屋上緑化広場は満足度がめちゃくちゃ高いので夜の埋立地散歩をする時にはぜひ立ち寄ってほしい。

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映えを意識しすぎなテレコムセンター展望台

めちゃめちゃ良い夜景スポットを見つけて興奮してしまったが、もう一つ行っておきたい場所がある。

東京湾埋立地の中で最も沖合いにある中央防波堤だ。いわば埋立地の最前線である。

この中央防波堤にお台場から向かうためには短い海底トンネルを通る必要がある。この海底トンネルに歩道はないため歩いて中央防波堤に向かうことはできないのだが、東京テレポート駅前から波01という中央防波堤行きのバスが出ている。1日数本の過疎路線かと思いきや平日は1日に41本出ているのでそこまで乗車のハードルは高くない。

とはいえ夜の便はそこまで多くないので注意が必要だ。中央防波堤で降りて散歩をすることを考えたら終バス一本手前、平日なら東京テレポート駅前を20:25に発車するバスに乗りたい。

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時間もないので市場前からゆりかもめに乗ります。せっかくなので展望席でかぶりつく。

バスは東京テレポート駅前から乗ってもいいが、ゆりかもめに乗ったらテレコムセンター駅まで行ってしまっても良い。テレコムセンター駅前にも波01線のバス停がある。

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ドラマなどで「空港」のロケ地として使われることも多いテレコムセンター

このテレコムセンターには展望台もあり、平日は21:30まで営業しているので立ち寄ってみるのもよい。入場料は大人500円とお手頃だ。

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200円でドリンクバーも付けられる。ファミレスかな。

展望台からはコンテナ埠頭や東京ゲートブリッジなどこの立地だからこそ見られるものも多い。

また双眼鏡が無料で使えるのも嬉しい。あべのハルカスや横浜ランドマークタワーなど正統派の展望台だときっちりお金を取られる。

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コンテナ埠頭はミニチュアのようだが近くで見るとめちゃくちゃでかいコンテナたち
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東京ゲートブリッジもちゃんと見える

先ほどあべのハルカスなどが正統派の展望台と書いたが、東京ゲートブリッジの展望台だってもちろん正真正銘の展望台である。

ただなぜかめちゃくちゃ「映え」に力を注いでいてちょっとおかしなことになっているのだ。

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東京ゲートブリッジのイラストが描かれた幕。これは分かる。
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あの羽で映えるやつがある
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さらに足されてハートになって映えるやつもある(合成しました)
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花の壁で映えるやつもありスタッフによる撮影例が示されていたので
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その通りにやった。なんでスパイダーマンなんだ。

ご覧の通りあらゆる映えが大集合しているのだ。

原宿やみなとみらいなど色々な映えスポットに出かけなくてもテレコムセンターの展望台に来れば全部出来てしまう。

こんなに映えが集まっているのになぜかすごく頑張っている感じが出てしまうテレコムセンターにインスタ女子はぜひ殺到してほしい。すごい頑張っているから。

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あと寝転んで夜景が見られるリクライニングチェアがあった。目線を確保するために一段高い台に設置されており、お客さんが多いと恥ずかしくて座れない。でも夜は人がほとんどいないので周りを気にせずくつろげる。

 

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いよいよ中央防波堤に上陸

思いがけずテレコムセンターのくせが強く長くなってしまったが、いよいよ中央防波堤に乗り込もう。

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こちらが都バスの波01。いたって普通の都バスだ。
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乗客は私以外にもう一人。あとからもう一人乗ってきたが二人は知り合いだった

前述したようにこの路線は中央防波堤に入るために短い海底トンネルを通る。海底トンネルという響きだけでワクワクする。

海底トンネルと聞いてすぐに思いつくのは青函トンネルやアクアラインなど、「旅に出る時に通る場所」だ。短くても海底トンネルを通るとなると否が応にも旅情が高まる。

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海底トンネルに突入!(行きは写真撮れなかったので帰りのバスです)
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お~いま海の中を走っているのか~

走行時間としたら1分程度のものなのであっという間だし、言われなければもちろん海底という感じはしない。

しかし会社帰りに都内で海底トンネルを走っているという状況が非日常で面白いのだ。

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海底トンネルを越えつつ、東京テレポート駅前から13分ほどで中央防波堤に到着

中央防波堤バス停に降り立つと、言わずもがなではあるが周りには倉庫っぽい建物しかないし、トラックしか走っていない。さっきまで働いていた都内のオフィスからそう離れていないのにすごく遠くまできた感じがする。

来たのはよいが、中央防波堤に何があるかよくわからないので、どこに向かえば良いかもわからない。

とりあえず一緒にバスに乗っていた二人組の後ろをついていこう。

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フェンスとライトの感じが「密売」の2文字を思い出させる。結局先を行く二人はどこかの会社の敷地内に入っていってしまった。
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二人組がいなくなったがとりあえずそのまままっすぐ進むと雑草がすごいことになってきた。このまま進んで良いのか不安になる。

この先に何があるかも分からずに歩いていると、数年前に北海道を一人旅している時のことを思い出した。

その時は苫小牧で夜中初のフェリーに乗ろうと苫小牧駅から港まで一人寂しく歩いていたのだ。私以外に駅から港まで歩くような人はおらず、人気のない港周辺はかなり怖かったのを覚えている。

その時の感じと同じような感覚を都内で味わっているのだ。この不安とワクワク感が入り混じった感情こそ旅の醍醐味である。今回は「旅に代わるお手軽な手法」として夜の埋立地散歩をお届けしているが、まさに本当の旅のような感覚が味わえてしまっている。

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やがて土が盛られた端っこみたいなところに行き当たった
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どうやら「東京都建設発生土再利用センター」という施設らしい

ここから先は急に街灯もほとんどなくなり、真っ暗になってしまう。都内の果てといった様相だ。

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誰がどうみても都内には見えない荒涼とした土地が続いている。バイオハザードに出てくる未来の地球かよ。

調べてみるとここには「海の森公園」という公園が出来るらしい。2007年から植樹を開始しており、完成するのは30年後だという。完成した暁には23区内で最も広い公園になるようだ。

それにしても「果て」という言葉が似合いすぎる場所である。ファンタジーなら荒れ地の魔女が住んでいるし、SFなら人類が住めない土地だ。

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カラーコーンが一つだけ倒れていてさすがに出来過ぎている。怖くなってきた。

お手軽な非日常感を求めてここまできたが、最終的にちょっとした旅の非日常感を超えてしまった。夜景から地の果てまで、埋立地のポテンシャルは計り知れない。

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埋立地にはイルカもいます!

最後にお知らせです

見どころの多い東京の埋立地のクリアファイルを作りました。白い紙を挟むと1960年くらいの埋立地が浮かび上がります。

このクリアファイルを11月3・4日に湘南モノレール湘南江の島駅ビルで開催される「路上探検フェス」で発売します!

路上のきらめきを拾う、さまざまな探検者たちがたくさん集まりますので散歩好きは絶対楽しいイベントです。

ぜひお越しください!詳しくはこちら

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