生き物好きなら一日楽しめる施設
鳥類をはじめ、さまざまな小動物とゼロ距離でふれあえるネオパークオキナワ。
最新の施設ではないが、じわじわとマイナーアップデートされており定期的に訪れたくなる工夫がされている。そしてそれほど混雑していないので、園内をゆったりと見てまわることができる。
琉球犬や軽便鉄道などの沖縄要素も楽しめるので、県外からの観光客もきっと楽しめるはずだ。鳥類が苦手でなければ。
美ら海水族館やジャングリアほど有名ではないが、地元民が子連れで週末遊びに行きがちなレジャー施設のひとつ「ネオパークオキナワ」。分類的には動物園なのだが、とにかく鳥推しがすごいのだ。

沖縄本島北部の名護市にある「ネオパークオキナワ」は、1992年12月に開園した自然動植物公園。
22ヘクタール(東京ドーム約5個分)の広大な敷地にアマゾン、アフリカ、オセアニアといった世界の熱帯地方の環境が再現されており、日本最大級のフライングケージで放し飼いにされた動物たちとのふれあいが人気の施設である。

入園したらまず手に入れたいアイテムが、300円で買えるこちらの動物のおやつ。
鳥類と魚類にあげられるおやつが箱の中にけっこうな量入っている。

動物のおやつを手に入れたらいざ園内へ。
最初のゾーンがこちらの「トートの湖」なのだが、気をつけてほしい。
ここでいきなりクライマックスが来る。

トリィィィィ!!!! 圧倒的な鳥の量にどぅまんぎる。(沖縄の方言で「どぅまんぎる」=驚くの意)
湖のあるエリア丸ごと巨大なフライングケージになっているのだ。

写真だといまいち伝わりづらいのだが、無数の鳥たちがそれぞれワラワラと動いており、なんなら手に持ったおやつの箱めがけてにじり寄ってくるのだ。
後ろにいた家族連れの幼児が「ギャアアア!!怖いィィィィ!!」と号泣していた。わかる。

隊列を組んで泳ぎながら近づいてくる鳥。

樹上から見下ろしてくる鳥。

行く先を阻んでくるデカい鳥。

離れた場所から微動だにせず見てくる鳥。

(んじっ...)
どこを見ても、トリ・とり・鳥なのだ。
このエリアに一番たくさんいる白い体に黒い顔とくちばし、黒い尾羽根をもつモノトーンの鳥が、アフリカ大陸などに生息している大型のトキの仲間「アフリカクロトキ」。「トートの湖」のトートとはこのアフリカクロトキのことで、その数なんと約400羽。
おやつは手のひらから与えてもよいらしく、絶対風穴が開く!と思いつつ恐る恐るやってみると、くちばしを器用に使ってお箸でつまむように食べてくれた。
犬がやるように、おやつを放り投げると上手に空中キャッチする芸達者な個体もいる。こうなると俄然かわいく見えてくるから不思議だ。
仲間と奪い合いになって焦ったりするとちょっとくちばしが当たったりするのだが、くちばしが紙のように軽い質感なので痛くない。

珍しい下からのアングルだって拝める。そう、ネオパークならね。

ただ、たまに背後を振り返ると無音でゾロゾロ付いてきているのはちょっと怖い。
そして、ゼロ距離で拝める鳥はアフリカクロトキだけではない。
「トートの湖」ではアフリカクロトキの他、モモイロペリカンやホオジロカンムリヅル、フラミンゴ、ヘラサギなど多種の鳥が入り混じって自由に暮らしており、目の前で生態を観察することができるパラダイスなのだ。

美しすぎて置物のようなホオジロカンムリヅル。

通路で急にケンカをはじめるモモイロペリカン。(やめれ)
なんせ東京ドーム約5個分もの広さがあるのだから、なにも「トートの湖」だけが見どころではない。

「国際種保存研究センター 希少種の森」というエリアにいるオニオオハシ。大きくて鮮やかな黄色のくちばしが特徴的。人馴れしているので間近で見ることができる。

シロクジャクのペアもいる。神々しさがすごい。

世界最大の鳥ダチョウはさすがに柵越し。

そして、日本で見られるのはネオパークだけというクロエリサケビドリもいる。あいにく鳴き声を聞くことはできなかった。
ここまで鳥の質量がすごいことになっているが、ネオパークは鳥だけではない。

こちらは有料ゾーンの「ふれあい広場」。4歳以上1人500円の別途入場料が必要なのだが、子連れならば入場必須と思っておいたほうがいい。

チワワやパグなどの小型犬やモルモット、カピバラ、ヤギ、ゾウガメとふれあうことができ、奥の方にはつりぼりまである。
ここではふれあい広場内で販売している犬やカピバラのおやつに重課金してしまいがちなので気をつけたい。

沖縄の在来種で天然記念物に指定されている「琉球犬」もいるのだが、琉球犬の散歩が誰でも自由にできるのは世界広しといえどここだけではないだろうか。元々猟犬として飼われていたとあって勇敢で警戒心が強い性格だが、人間には従順で人懐っこい。

2005年の夏に新設された「ジャングルエリア」にはリスザルが自由に動き回っており、お触りは禁止だが間近で見ることができる。

“砂漠の天使”と呼ばれるスナネコもいるが、気性が荒いので野生動物のためガラス越しの展示となっている。

さらにネオパークは動物だけではない。明治〜戦前にかけて沖縄本島内を走っていた小型の鉄道「沖縄軽便鉄道(通称:ケービン)」を約4分の3のスケールで再現した乗り物も施設の目玉のひとつ。20分ほどかけて園内をぐるりと見てまわることができる。

子ども向けの乗り物かと思いきや、けっこうな高さの鉄橋があり、トンネルありで大人も楽しめるアトラクションなのでぜひ乗っておきたいところだ。

沖縄県唯一の鉄道の踏切が見られるのもここだけ。(那覇市〜浦添市を走るモノレールは高架なので踏切がない)
ちゃんとカンカンカンという警報音も鳴る。
鳥類をはじめ、さまざまな小動物とゼロ距離でふれあえるネオパークオキナワ。
最新の施設ではないが、じわじわとマイナーアップデートされており定期的に訪れたくなる工夫がされている。そしてそれほど混雑していないので、園内をゆったりと見てまわることができる。
琉球犬や軽便鉄道などの沖縄要素も楽しめるので、県外からの観光客もきっと楽しめるはずだ。鳥類が苦手でなければ。
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