昔懐かしくないナポリタンを食べる

ナポリタンうどん定食

ここにナポリタンうどん定食があるらしい。全然分からない。おそば屋さんだしナポリタンでうどんで定食。言葉の並びが不条理である。ゲームのバグみたいだ。 

かけそばや天ぷらそばと並んでナポリタンうどん定食がある。何かの間違いかと思って二度見した。

頼むと、そば屋さんが厨房に向かって「ナポリ一丁！」とコールした。懐かしいかどうか、というレベルではない。一生に一度あるかどうかの体験をしている。 

懐かしくない！そしておいしそう。ナポリタンうどんをすすってご飯を食べてみる。 

このもちもちがナポリタンのソースと絡んで、普通のナポリタンより更にねっとりとしている。そしてしっかり味がついていて、うどんながらご飯が必要。すごくおいしい。

ナポリタンとうどんとご飯。個性がバラバラの3人が一つの目的に向かって協力していた。定食界のズッコケ三人組である。

ちょうどいい配分でナポリタンうどんもご飯も食べ終わった。唐揚げやワンタンスープもおいしかった。

 僕の次に入ったお客さんが席に着くと同時に焼酎とそば湯を頼んでいて、そのあと温かいそばと冷たいそばを両方頼んでいた。そういう贅沢、いつか絶対にしたいなと思った。

おいしい。ベースがナポリタンだからだ

以上、今回食べた懐かしくないナポリタンでした。

どこも初めはびっくりするが、食べてみると絶対においしい。なぜならベースがナポリタンだからだ。

昔懐かしくないナポリタンもおいしいことが分かった。いつか、シェフでない人が作った気まぐれサラダも食べてみたいし、一部の米（べい）だけが泣いた映画も見てみたい。

ちゃポリタン

リンガーハットにちゃポリタンという、ちゃんぽんとナポリタンを合わせた懐かしくなさそうなメニューがあると知ったが、近辺のお店では食べられなかった。冷凍食品の販売もしているのだけど取り寄せるのも間に合わなかった。残念である。

懐かしくないナポリタンは、実は身の回りにたくさんある。ひっそりと現れては、また隠れてを繰り返している。