7色の味!
食べてみると美味しかった。とても美味しかった。7つの味が楽しめるのだ。見て美しく、食べて美味しい。最高の海鮮丼なのではないだろうか。青を探すのに苦労したけれど、作ってよかった。海鮮丼ってなんでこんなに美味しいのだろうか。幸せだ。
海鮮丼というものがある。その名の通りご飯の上にマグロやサーモン、エビなどの海鮮が乗った丼だ。海辺の街に行くと海鮮丼を出すお店をよく見かける。美しい見た目と味は人気のメニューになるのが頷ける。
この海鮮丼を7色にできないだろうか。海鮮は種類が多い。しかも生で使うので、色も鮮やかだ。ということは7色にだってできるのではないだろうか。より美しい海鮮丼を完成させようと思う。
雨上がりに空を見ると7色に輝く虹がかかっていることがある。我々は虹を見るとテンションが上がる。やはり7色というのがポイントなのではないだろうか。6色でもなく8色でもなく、7色だから美しいと思うのかもしれない。
海鮮丼もまた虹のように色鮮やかなものが多い。いろいろな魚を使うことでカラフルに彩られる。マグロは赤で、サーモンはオレンジで、ブリは白でと簡単にいろいろな色を揃えることができる。
海鮮丼の素晴らしい点は見た目もよく、味も素晴らしいことなのだ。今のままでも十分だけれど、もっと見た目を素晴らしくしたい。そこで先に書いた7色なのだ。海鮮丼を7色にする。海鮮は種類があるので7色にだってできるはずだ。
虹は7色と書いたけれど、国によって6色や4色だったりもする。今回は日本式で7色としたけれど、その7色は虹とは異なるところもある。そもそも今回準備した1色目が白なのだ。
虹の7色は「赤・橙・黃・緑・青・藍・紫」なのだけれど、海鮮を買いに行ったら、鯛が美味しそうだったので、「藍」を「白」にした。見た目と味を考えた結果だ。これをご飯の上に乗せていく。
鯛の白とご飯の白が素晴らしく白だった。もはやご飯を一色と考えてもよかったかもしれない。ただ色だけではないのだ。味も考慮した結果なのだ。鯛は美味しいからね。鯛茶漬けとか大好きです。
赤を悩むことはなかった。もうこれしかないでしょ、というチョイス。マグロだ。いま考えたら明太子という選択肢もあったとは思うけれど、迷わずマグロにした。マグロが好きなのだ。
橙も悩むことはなくサーモンにした。私はサーモンが好きなのだ。北海道にサーモンを釣りに行ったこともあるし、チリにサーモンを食べに行ったこともある。あと虹鱒も好きで養殖場を訪れたこともある。
サーモンがなぜ好きかと考えるとオレンジ色だからだと思う。私はオレンジ色が好きなのだ。偶然だけれど、本当に偶然だけれど、この日、私が着ていた服もオレンジ色だった。このような偶然があるんですね。
黄色は海鮮ではないけれど、タマゴは海鮮と考えたい。海鮮丼に乗っていることもあるし、お寿司ではタマゴは絶対的な地位を確立している。だから7色の海鮮丼にタマゴが乗っていてもいいんです。
緑は海藻にした。海鮮丼はタマゴからもわかるように、別に魚でなくてもいいのだ。実はなんでもありと言える。そこで海藻。ネバネバで体にも良さそうな気がする。たぶんメカブ。緑が鮮やかだ。
6色目は「青」。これは非常に悩んだ。身が青い魚もいないわけではないけれど、簡単には手に入らない。考えた結果、エビのタマゴにした。種類にもよるのかもしれないけれど、エビのタマゴは青色なのだ。
こんなにも青なのかと思うほどに青だ。7色の海鮮丼を彩る素晴らしき一色になることが想像できる。問題は安くはないので、そんなには大量には使えないことだ。これだけを使った青一色丼の方がいま作っているレインボー丼より高いと思う。
これで7色の海鮮丼が完成した。6色しかないのでは? と思うかもしれない。藍を鯛の白にしたので、最後の色は「紫」ということになる。紫がご飯の上に乗っていないのではないか、と思うかもしれない。確かにその通りではある。
寿司屋では「醤油」のことを「むらさき」と呼ぶ。つまりそういうことなのだ。醤油が最後の一色「むらさき」なのだ。醤油をこの海鮮丼にかけることで、正真正銘の7色となりレインボー丼が完成するのだ。
海鮮丼に醤油は欠かせないものだから、一色に入れていいと思うのだ。しかもそれが「むらさき」なのだから、入れてくれと言わんばかりだ。結果、とても鮮やかな美味しい海鮮丼ができたと思う。
食べてみると美味しかった。とても美味しかった。7つの味が楽しめるのだ。見て美しく、食べて美味しい。最高の海鮮丼なのではないだろうか。青を探すのに苦労したけれど、作ってよかった。海鮮丼ってなんでこんなに美味しいのだろうか。幸せだ。
▽デイリーポータルZトップへ | ||
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |