まとめてしまいます
・ビジネスクラスとダンボールは似ているが違う
・明らかに違うのだが、もしかして…という迷いを断ち切るためには今回のような試みは必要である。
・実践してみて「やっぱり違うね」と、実践せずに「そりゃ違うだろ」は同じ《違う》だが重みが違うのだ
・とでも思わないとやってられないわな
・でも外にソファーを持ち出して座るのは心地よい
・僕がスーツで撮影を行うときはネタに自信がないとき
・みなさま良いお年を
・年末年始の企画をお楽しみに
飛行機のファーストクラスやビジネスクラスはまんが喫茶の個室に似ている。
フルフラットシートとか独立型キャビン、映画のビデオオンデマンドといった説明もやっぱりまんが喫茶である。まんが喫茶ならばさらにまんが読み放題だ。
飛行機に乗っているあいだ、このまんが喫茶みたいなシートに座るだけで数十万もするのだ。高い。
似たような個室で寝たりごはんを食べたりすれば安価にエグゼクティブ気分を味わうことができるのではないだろうか。
(高速で移動するという飛行機の機能は考えないことにします)
※2009年12月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
今回の思いつきを検証するにあたって、まんが喫茶で14時間(東京-ニューヨークの時間)過ごすというアイデアもあったが、それはただ単にまんが喫茶に長居するだけの話なのでやめた。
ビジネスクラスの写真を見る限り、キャビンはほぼ箱でよさそうだ。
大きな箱に入って、手元にiPhoneがあれば
・フルフラットシート
・独立型キャビン
・ビデオオンデマンド
という要素を実現できる。これなら河原だって公園だってエグゼクティブ気分を味わうことができる。なんてライフハック。
こちらがおれのビジネスクラスです。
どうぞ。
………。
うすうすこうなるんじゃないかなと思っていたがまさに予想通りだ。
なにが原因だろうか。フルフラットというよりもフルグラウンド(そのまんま地面)になっているところかもしれない。
クッションが必要だ。なにかしらクッションがあってこそフラットが売りになる。たぶん。
これでビジネスクラスに近づいた。
という写真を撮ったつもりだったのだが自分の表情の険しさに驚く。ここがビジネスクラスではないことに気づいているのだろうか(気づいてます)。
あきらめずにビデオオンデマンドを楽しむ。
ちょっと周囲を忘れていま自分はビジネスクラスにいる、飛行機に乗っていると暗示をかけてみよう。
スカパー!で放送されている航空機事故のドキュメンタリーが好きなのだが、それでこういうシーンをよく見る。突如機体が壊れるのだ。
操縦席ではたくさんの警報が鳴り響き、客席では酸素マスクが頭上から落ちてくるシーンである。
キャビンが壊れるのは困るのであっさりとクッションを出して再びグランドレベルのフルフラットに戻した(地べたに座った)。
ちなみにキャビンはこのようにして入る。
ダンボールに入りながら思ったこと
・こういう秘密基地を子どものころに作った。まったく進化していない
・近所の子どもが学校から帰ってくる前に撮影を終わらせないと「なにしてるんですか?」という質問攻めにあってしまう
・聞かれたときは「しごと」と答えるようにしている
・ダンボールは西友のゴミ置き場ちかくに保管されていたのをもらってきたのでほんのりゴミくさい
おっと、日常に戻ってしまったがふたたびビジネスクラスだと信じ込む作業に戻ろう。
すっかり画像加工ソフトのお世話になっているが、この自作キャビン(ダンボールともいう)に入って弁当を食べている写真は背景が公園のままだと全く別のものになるので背景の空は必須である。
ここで思った。ダンボールと後ろにおいたビーズクッション、どちらがいいものに見えるかといえば断然ビーズクッションである。
さすがのビーズクッション、工業製品だけあって完成度が高い。ダンボールも工業製品のひとつではあるが、どちらかといえば工業製品を包むものである。
ビーズクッションに座ったほうが快適なのではないだろうか。
公園にビーズクッションを持ち出して好きな本を読む。冬の冷たい空気も心地いい。またひとつ風流な遊びを見つけた気分だ。
・ビジネスクラスとダンボールは似ているが違う
・明らかに違うのだが、もしかして…という迷いを断ち切るためには今回のような試みは必要である。
・実践してみて「やっぱり違うね」と、実践せずに「そりゃ違うだろ」は同じ《違う》だが重みが違うのだ
・とでも思わないとやってられないわな
・でも外にソファーを持ち出して座るのは心地よい
・僕がスーツで撮影を行うときはネタに自信がないとき
・みなさま良いお年を
・年末年始の企画をお楽しみに
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