おいしいいちごはわるいいちご
昔バイト先の社員さんが「姑が子供たちに木箱に入ったいちごを送ってきて本当に迷惑」と愚痴っていたことがある。
ありがたいおばあちゃんじゃないかと思ったが、「スーパーの安くて小さいいちごを食べなくなっちゃうじゃないですか!!」と憤っていた。確かになあ、と思っていたが、今回セルフでそんなことをしてしまった。
もうスーパーのいちごが食べられない。
おいしいいちごは舌を肥えさせるわるいやつなのだ。
でも後悔はないです。いちご最高~
10種類のいちごをのんびり堪能していたらいつの間にか残り時間が10分になっていた。急に焦りだす。なぜなら筆者には味比べだけじゃなくもっといちご狩りを堪能するための秘策があったからだ。
短い時間だが全力を尽くすぞ。持ち込みいちご狩りの部、開幕ッ!!
と、ここまでは普通のいちご狩りでもありえるトッピングだ。ここまではほんのお遊び。同行者はいちごを食べすぎておなかを壊し、トイレに引きこもってしまった。生ぬるい。本番はここからだ。
2度目のいちご狩りで満腹を経験した筆者は考えていた。ジュースにできたらどんなにいいだろう、と。
予約の際に念のため農園に電話でブレンダーの持ち込みと、コンセントの貸し出しを了承いただいた。こんなにありがたいいちご狩り、あっていいんだろうか。
「いちご狩りでこんなことをしている」という高揚感も加わって楽しさが倍増していく。わたしは今、200%くらいの勢いでいちご狩りを楽しんでいる……!
しかしだんだんおなかが限界に近い。持てるの力すべてを振り絞ってフィナーレを迎えます。
あとはさあ、もうわかるでしょう?
いまだかつて、いちご狩りでいちご大福を食べた人間がいただろうか。いたとしてもいなかったことにしてください。第一人者はわたしです。
ここでちょうどタイムオーバーになったのでちゃんとお片づけをして終了。過去2回のいちご狩りの苦い思い出を払拭し最高の思い出を作ることができた。ありがとういちごたち。
昔バイト先の社員さんが「姑が子供たちに木箱に入ったいちごを送ってきて本当に迷惑」と愚痴っていたことがある。
ありがたいおばあちゃんじゃないかと思ったが、「スーパーの安くて小さいいちごを食べなくなっちゃうじゃないですか!!」と憤っていた。確かになあ、と思っていたが、今回セルフでそんなことをしてしまった。
もうスーパーのいちごが食べられない。
おいしいいちごは舌を肥えさせるわるいやつなのだ。
でも後悔はないです。いちご最高~
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