ずっと気になっていた
わたしはファーマーズマーケットが好きだ。
農家の方々が自分で育てた野菜や果物などを持ち寄って販売する、いわば農産物の直売所である。
新鮮な野菜や果物がスーパーより格安の値段で購入できる上、時にはあまり見かけない珍しい農産物に出会うこともできる。わたしにとっては気軽に行ける、身近なディズニーランドのような存在だ。
そんなファーマーズマーケットで、ずっと気になりつつなかなか手に取らなかった商品がある。
毎年夏になるとファーマーズマーケットの店頭に並ぶ、ちょっと高級なポテトチップス。
商品名から三方原男しゃくを使ったポテトチップスであることはわかっていたが、1袋290円とパッと手に取れる値段ではなかったため、気になりつつもスルーしていた。
しかし先日、おすすめされたものにまったくはずれがない親戚のMちゃんからこのポテトチップスを激しく推され、Mちゃんに絶大な信頼を寄せているわたしは購入を決めたのだ。
少なくとも2~3年はスルーし続けていたが、ついに三方原男しゃくポテトチップスが我が家へやってきた。
見た目からして高級
三方原男しゃくポテトチップスはうすしお味とのり塩味の2種類があり、ポテトチップスとしてはまぁまぁな値段ではあるが、えいやと2種類買ってきてしまった。
このポテトチップスのおもしろいところは、地元企業ではなくあの湖池屋が三方原男しゃくを使って作っているところだ。
主な販売場所はわたしが購入したJAとぴあ浜松のファーマーズマーケット、および湖池屋オンラインショップ。湖池屋ほどの大手メーカーが作っているのにここまで販売場所が限られているという、レアなポテトチップスである。
その上、三方原男しゃくの旬に合わせて期間限定で販売されており、このポテトチップスを知っている人は県内外関わらず販売開始時期を狙ってすぐ購入するそうだ。
味はもちろん、限定性にも惹かれ期待が高まる。
めちゃくちゃいもを感じる
早速食べてみよう。まずは定番のうすしお味から。
まずはじめに驚いたのは袋を開けた瞬間。
じゃがいものいい香りがブワッと広がって、 さまざまなじゃがいも料理を目の前にずらりと並べられたような空間に様変わりしたのだ。
ポテトチップスでこんなに香りを感じたのは初めだ。
一口食べて、このポテトチップスの虜になる人が多い理由がわかった。ポテトチップスというより、うまいいもを食べてる感覚に近い。
塩での味付けは極力控えられていて、じゃがいも本来の味を食らいまくっている感じ。厚みはあるのにサクサクザクザクしていて食感もいい。
子どもの頃おやつに母親が作ってくれた手作りポテトチップスを思い出した。じゃがいもをスライスして揚げるだけのやつ。市販品とは違うけど、あれはあれで好きだった。
食べ終わったあとの余韻もすごく、口の中にずーっとじゃがいもの風味が残っていて、これは狙って買いに行きたくなるわけだと納得した。
外で食べたくなった
次はのり塩味。うすしお味でかなりの満足度を得られたが、やっぱりのり塩もはずせない。
一般的なのり塩味のポテトチップスは比較的しっかり濃い味のものが多いイメージがあるが、こののり塩味は味付け自体は控えめ。その一方で、のりの風味がしっかりと効いている。
うすしお味同様じゃがいも本来の味が引き立てられていて、旨味すら感じられた。
じゃがいもの味をのりが絶妙にアシストしてくる。主役を食わず、しかし存在感はしっかりあるなかなか気の利く脇役だ。
ちなみに、目の前に広がっている畑はじゃがいも畑ではなくパセリ畑です。


