余談ですが、咲くやこの花館は「関西文化の日」だけ入館料が無料になります。
その頃にはスイカの展示は終わってると思いますが、単純に植物を見るなら狙い目です。
ちなみに植物園で植物以外にグッときたものは、
自販機の「毎度有難う御座居ます」 と、
年季が入ってる「花の万博」のベンチです。
・2023年10月13日
そのニュースは突如飛び込んできました。
季節外れのスイカが、しかも御堂筋の中央分離帯に生えてるらしい。
妙に興味をそそられました。
© OpenStreetMap contributors
御堂筋というと心斎橋や難波のイメージがありますが、道路としてはキタの方まで続いていて、スイカの発生地点はどうやら梅田のど真ん中のよう。
土地勘のある場所だったので、早速出向くことに。
梅田の御堂筋で、植物が生えた中央分離帯といえばここ！と思った梅田新道の交差点に到着。
大阪駅前第3ビルの近くですね。
端から見ていこうとすると──
もしかするとあれは……！
スイカだ！すぐ見つかりました！
でも、テレビで観たイメージよりかなりちっちゃい！
最初に気づいた人はかなりすごいね。
中央分離帯に侵入して撮影するのははばかられるので、歩道から安全にスマホで撮るとこれが限界でした。
できればもっと近距離で見たかったですが、とりあえず現物は生で拝めたのでラッキーでした。
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・2023年10月16日
しかしその3日後、スイカのニュースにまさかの続報が！
スイカの話題が広まった結果、中央分離帯という場所もあって、危険な撮影や交通を警戒した市が一旦移し替えて保管することに。
もうこのニュースを知った時には取り除かれた後でしたが、再び御堂筋へ行ってみました。
現地へ赴くと──
完全にない！
ここだけ土が剥き出しになっていて、明らかに3日前と様子が違います。
並べてみないと、どこにスイカがあったかわからないほどに。
3日前に興味本位で撮影しておいてよかったです。
回収されたスイカは、誰でも見られるように後日展示されるらしかったので、その日を待つことに。
ちなみにこの日は、スイカ移植のニュースを報じるためにゴゴスマのカメラクルーも来ていました。
・2023年10月18日
スイカ移植から2日後、この日1日限定でスイカが展示されると聞き、大阪市役所へ。
来ました！大阪市役所！
スイカが自生していた梅田からも近い中之島にあります。
僕は大阪在住ですが、大阪市役所って入るのはたぶん初めてな気がします。
なので恐る恐る中へ進むと──
入って左にすぐあった！
イタズラ防止対策として警備員さんまで立ってました。
そしてついに──
あのスイカを間近で見られました！
周りのツルや葉っぱに元気がなくて、素人目にも弱ってるのがわかりますが、スイカ自体は綺麗な緑色でした。
その横には説明文が添えられていて、
これまでの詳細がまとめてありました。
しばらく読んでいると、1人また1人とスイカ目当ての方々が訪れてきて、タイミングによっては撮りたい人の列ができていることも。
あとはカメラクルーも2組来ていたり、議員さんが写真を撮りにきたりと、重厚感のある建物のすみっこが常に賑わってる感じでした。
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・2023年10月21日
市役所展示から2日後、鶴見緑地にある植物園「咲くやこの花館」に移されて展示されるとのことで──
やって来ました！
20日から展示されているのですが、20日が雨だったので次の日に訪れました。
入口にはしっかりと告知が！
テンション上がりますね！
さっそく中へ入ると、スイカがあるコーナーは奥の方のようなので、まずは順路に沿っていろんな植物を堪能。
本当にたくさんの、聞いたこともないような植物も所狭しと並んでいて、 迷いそうになりながらものんびり進むと──
いよいよど根性スイカがあるゾーンに！
道なりに行くと、なにやら人だかりが！
もしかして……
人が減ったタイミングを見計らって近づくと──
あった！スイカだ！
しかも市役所の時より、敷物が増えてて豪華になってる！
市役所では警備員さんがいましたが、ここでは管理用カメラが作動しているらしいです。
めっちゃアップでも撮ってみました。
心なしか、市役所の時より色が薄くなってるような気がしますね。
僕が撮っている間にもぽつぽつとお客さんがやって来ていましたが、スイカ目当ての方は少ないようで、ここへ来て初めてスイカを知って笑みを浮かべている人が多かったように思います。
ちなみに遠くから見ると、すごいところに鎮座してる感がすごい！
激レア宝物みたいになってました。
しかし第一報からこの日までの約一週間に、これほどスピーディーかつ予想外な展開になるとは。
またとない珍騒動を余すことなく追えて、忙しいながらも楽しい一週間でした。
