その瞬間(パラダイムシフト)は突如として訪れた
私はYouTubeの地域設定を変えて各地域の人気動画を見ることが好きだ。だいたいの地域で人気なものはサッカーとミュージックビデオだけど、たまに日本では気づかれていない掘り出しものも見つかって楽しい。
いつものネットサーフィンという日課をこなしていると、ある動画のサムネイルが自分の視線を奪ったのだ。
それがPANDA BOIというチャンネルの「YES OR NO? SPICY EDITION」という動画である。
このチャンネルはPANDA BOIさんが、街の人に「AとBどっちが欲しい?」と聞きそれを答えてもらう動画や、逆にPANDA BOIさんが質問されて答えるという動画が主要な内容だ。
シンプルな企画だけれど、文章では説明しきれない程度には独特の世界観を持っている。その動画を眺めていくなかに下のような動画があったのだ。
口につけるマスクを目隠しのマスクとして使っている。
おそらくあなたもそのサムネイルに視線釘付けになると思う。
動画の内容の説明は割愛させていただくが、PANDA BOIさんがマスクをアイマスクにしている。目隠しが必要な企画のために、あくまで手近なもので目隠しの代用品にしたという様子だ。
なぜ、こんな便利な使い方に気づけなかったのだろう。私はこの使い方の可能性を見逃していたのだ。この全世界マスク大ブーム時代にまだマスクの使い方が残されていたなんて、目から鱗である。
だから自分もやってみた。
では、自分の身体を持ってマスクで目隠しをしてみよう。使用したマスクはドラッグストアに売っているいわゆる普通の不織布のマスクである。
目を飛び越えて鼻まで隠れている。もちろん、視界は、まったく見えない。
筆者は、人生でアイマスクをつけた経験が片手で足りるほどなので、うっかり眼鏡を付けたままアイマスクをしてしまった。
今回のマスク関係なくアイマスクをするときは眼鏡をはずすべきだったのではないか?
しかし、眼鏡をかけたままで完全に包み隠せるマスクというのは、利用方法の柔軟性が高いということだ。
「とっても便利」という発見をしたことにしておこう。
念の為、1枚のマスクでどこまで顔が隠れるかも検証した。
筆者は顔が縦方向に長いのでこのような結果に陥ってしまったが、小顔の皆さんならば口も同時に隠すことができること請け合いである。
隙間まみれなので口に使うマスクとしての本来の機能は失われてしまった。しかも周囲が若干見える。
あちら立てればこちらが立たぬ、私の顔のサイズでは口につけるマスクとアイマスクの効果を両立は不可能だとわかった。学びである。
少なくとも、口につけるマスクは目隠しのマスクの代用品にはなりそうだ。どうしてもアイマスクが見つからないときはみなさんも利用の検討をしてほしい。