ライフマスクの作り方
ではここで、作り方の手順です。メモのご用意を(型取り剤の説明書より)。
1.顔の周りに油粘土を貼り付け、液ダレを防ぎます。鼻に長めのパイプかストロー等を差し、空気口にします。
2.型取り剤1に対して2の割合で水を入れ、泡だて器で一気に混ぜます(すぐかたまるので手早く)。
3.一気に顔の上に流します。
4.その上にガーゼをかぶせ、石膏を塗ります。
5.石膏がかたまったら顔を外し、中に石膏を流し込みます。
6.かたまったら外してできあがり
さて、私は粘土をくっつけてストローを鼻に差し寝転ぶ。あとは司令塔となるのみ。
混ぜ役に「手早く!」カメラ役に「構図はタテじゃなくヨコ!」。乗員の諸君、私はやがてスリープモードに入る。今のうちに思いを伝えたいのだ。
右手にはペン、その先にはメモ帳。これが流し込み後の唯一のコミュニケーション手段となる。
諸君、しばしのお別れだ
私の顔にやがて型取り剤が流し込まれる。もう口を開くことはできない。耳は聞こえるので、笑わせないでいただきたい。諸君、では1時間後に会おう。
・・・。
(まるでパックをしているようだ。型取り剤が冷たく心地よい。エステか。)
(「このまま窒息して死んじゃったらデスマスクだね」って何を言うのだ!笑わすな、あー噴き出してしまった。鼻の息がかたまりかけの型取り剤を吹き上げたぞどうしてくれるんだ。)
(「もうかたまってきた!」とのこと。5分くらいしかたっていない。ちょっとさわってみよう。おお、ぶよぶよだ。)
(ではガーゼをかけて石膏を水に溶き、ぶよぶよの型をかためる。