デジタルリマスター 2024年8月14日

立体写真の作り方(デジタルリマスター)

木片のようにはいかないです

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こんなに写真をプリントしたの久しぶりです。

プリントアウトされた車の部品たち。車一台作るのに2L版のプリントを16枚要した。木片とかチョコのパッケージみたいに単純に6方向から1枚ずつ撮影したらいいというわけではないのだ。独立した面にはその面と平行になるように撮影しなくてはならない。ボンネット、フロントガラス、リヤガラス。直線的な車とはいえ、微妙な傾斜がついていたりするからにくい。

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出来上がりをイメージしながら切り貼りしていきます。

プリントした車の部品を切り貼りしていく。写真を切り貼りして立体にするには、あらかじめ頭の中に出来上がりのイメージを持っていないとうまくいかない。3次元をイメージして、それを頭の中で展開図に起こすというのが意外と難しいのだ。これが右脳系というやつなのだろうか。だとしたら僕の右脳はほとんど機能していないのだと思う。

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切り出した部品を並べてみると車の開きが出来上がる。
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各部品を張り合わせると。
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ついに姿を現した車

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どーん、車完成。

何度もやり直したあげく一応出来上がった車の立体写真。細かいところを見るとゆがんでいたり角度がおかしかったりするが、遠目に見るとかなり良い出来だと思う。まるで自分の車のプラモデルが発売されたみたいでうれしくなる、紙だけど。

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後ろもリアルです。

バックビューもちゃんと立体。後ろのガラスに写りこんでいる空の雲がリアル感を増している。タイヤが細いのが申し訳ないところだ。本当はタイヤの接地面も曲面で作りたかったのだけど、どうやって写真に撮ったらいいのかわからなかった。今後の課題にしたい。

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ところどころゆがんでますが。
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後ろ付近は直線でできている部品が多いので作りやすかったです。
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出来上がった立体にご満悦の作者。
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細かく見るとサンルーフがフロントガラスに食い込んだりしていますが。
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要するに立体コピーです

三次元の物体の情報を一度二次元に落として、それを組み立ててまた三次元に戻す。これっていわば三次元ハードコピーだ。一度二次元化した物体は紙で持ち運べるのでファックスで実家の両親に送ることだって出来る。実家の親父はそれを切り貼りして組み立てればよいのだ。それで物体は僕の手元から親父の手元へ届いたことになる。

なるのか。

なんだかよくわからなくなってきたのでさらに大きなものを作って解決の糸口を探したい。

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