人の数がすごい!
先ほどとは打って変わって人がたくさん!
通りもパレード仕様に様変わりしているぞ。
日の丸の旗を手にしている人も多い。どうやら少し前に配られたらしい。しまった、出遅れたか……!
駅前のロータリーはどうなっているんだろう。
予定ではパレードの前にロータリーでセレモニーがあるとのことだ。行ってみよう。
いつの間にこんなに集まったんだ。
スタッフの会話に耳を澄ませると、早い人でパレードの2時間前くらいには来ていたらしい。
八千代市のゆるキャラ「やっち」も来ていて、やっちファンのむすめが興奮していた。
壇上に上がってもあんまり見えないので、撮影している人のスマホの向きで位置を把握するしかない。
セレモニーはすぐに終わり、ほどなくしてパレードが始まる。急いで通りの方に移動しなければ。肩車しながら。
ついに始まった!
どうにかパレードに先回り出来た。さあいよいよ始まるぞ!
時間にして30秒ほど。
テレビでしか見たことのないザ・パレードが目の前に!
八千代市のYouTubeでパレードの様子が配信されている。
パレード中の二人の様子は一言で言うと「照れ」であった。
冒頭のセレモニーで安楽選手も「パレードというのは初めてで、ちゃんと出来るか緊張してます」と語っていた。
声援を送るこちら側も初めてだし、受ける側の選手も初めて。お互い探り探りのパレードだ。
しかしせっかくのパレード。1回通り過ぎただけで終わるわけには行かない。
幸いなことに身動きが取れないほどの混雑ではない。追いかけよう。
そして並走してみると気付いたことがある。
お店の人もしっかり見ているのだ。
花屋さんも美容師さんもセブンイレブンのおばちゃんも、一緒に沿道から写真を撮っていて街として一体感があった。
こういうパレードで折り返しってあるんだ。
折り返してきたパレードカーを妻が待ち構えて撮ってくれていた。
車をよく見ると座るところに手すりなどがあって、色々と特注な様子も伺えて楽しい。
こうして大盛況のうちにパレードは去っていった。
セレモニー開始からここまでわずか30分間の出来事だった。
文化祭の準備から片付けまでが一気に通り過ぎていったみたいだ。
夢だったのかもしれない。
見に行ってよかった
パレードなんて、銀座とかでやるものだとばかり思っていた。
自分の住んでいる街でパレードがあることの非日常感がすごい。
あまりに瞬間的な盛り上がりと、猛スピードで日常に戻っていく様子にコントラストがありすぎて面白かった。
ところで今回の受賞で安楽選手には「市民栄誉賞」が贈られ、過去の大会成績によってすでにその賞を受賞している角田選手には「市民栄誉賞特別賞」というのが新たに作られて贈られることになったそうだ。
今後さらにいい成績を残したらどういう名前の賞を受賞するのかが気になる。
「新しいファイル(2)_最新版.xlsx」といったエクセルファイルみたいに、賞の名前がどんどん長くなっていくのだろうか。