特集 2021年5月18日

ロースハムは満月に似ている

満月をさがして

ここのところ夜の散歩にはまっている。気候もよく気持ちがいい。

散歩中に夜空に浮かぶ月を見て感慨に浸るのも一興である。

さて、この月、とくに満月をもっと手軽に楽しめないだろうか。

1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。(動画インタビュー)

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月を見て泣いています

散歩をしていると目につくのは街の灯りと空の月である。

暗闇の中で、ぼくを明るく照らす存在は大きく見える。特に満月はこちらを見ているのではないかと思うくらい、目立つ。

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散歩中、月を見てしまう
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満月もぼくを見ているのではないだろうか

はじめはカジュアルな気持ちでも、改めて満月を見ると美しいもので、ずっと見ていたい気持ちになる。

そして見ているうちにその美しさに泣けてきてしまうのだ……。

さてそんなぼくの心を揺り動かす満月。にくいぜ満月。これをエンターテインメントととしてもっと有効活用できないだろうか。

つまり、満月を手軽に味わうために、それっぽいもので再現したいということだ。

これより満月王決定戦を行います

手軽に満月を味わうために、6種類の食べ物を用意した。名前が短い順に、

・丸もち
・せんべい
・ロースハム
・ソフトサラダ
・カントリーマアム
・イングリッシュマフィン

である。これらを黒い背景の上に乗せて、どのくらい満月になるか試していきたい。

(月見と言ったら玉子だが、このセットに直に乗せるのがためらわれたため、今回は出場せず。想像してほしいが玉子は月には見えない。)

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黒い背景を用意した。ステージはここだ。

素直に6位から発表していく方式でこの知見をお送りしたい。

6位 煎餅

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トラディショナルな煎餅

表面のでこぼこが月のでこぼこを思い浮かべさせる。コントラストが若干高いが、遠くで見ればいい線いくかもしれない。

遠くの暗闇に置いてみよう。

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なんだこれは。どちらかというと太陽か。

色が濃かったために、どちらかというと太陽かそれに似た恒星のような感じになってしまった。

どんなにドラマチックな陰影を持っていても、これを満月ということはむずかしいだろう。

こんなのでは全然泣けない。笑えてさえくる。

満月度  ★
泣ける度 ★

5位 丸もち

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丸もち

丸もち。テクスチャは単調だが丸もちならではの立体感が満月らしさを美しく演出してくれるかもしれない。

どうだろうか。

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めちゃめちゃ丸いよ

丸い。めちゃめちゃ丸くてツヤが出てしまっている。色も白すぎる。

また、焼くときに便利な表面のスリットも目立ってしまっていて、月のテクスチャとはまた違った感じになってしまっている。

なんらかの惑星に近いか。もう少し遠くで見たら満月っぽい可能性もなくはないが……。しかし、これでは泣けない。

満月度  ★★
泣ける度 ★

4位 カントリーマアム

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カントリーマアム

一番こぶりなカントリーマアム。テクスチャは丸もちと同じくのっぺりとしているが、一体どうなるだろう。

月になってくれ!

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すこしなりました。

色合いは月に近く、表面の模様もそれらしいが、全体のフォルムがいびつで満月を見たときの「まるい!」という気持ちに全くさせてくれない。

冷静になると「遠くのクッキーだな」という気にさせてくれる。空虚さが蔓延している。

夜の女王はまだ姿を表していないようだ。

満月度  ★★★
泣ける度 ★★
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3位 ソフトサラダ

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いつまでもなめていたいソフトサラダ

続いては焼き色とフォルムに期待が持てるソフトサラダ。「丸ければだいたい月に見てくる」という神話を取り戻してくれるのか?

さあ神話との対決だ!

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けっこう月

なかなかいい線いってないだろうか。満月というには月齢が過ぎてしまっているようだが、色合いは確かに暴騰に見た月に似ている。欲を言えば模様が格子柄なところだろうか。

沈黙の闇の中から月の片鱗が生じてきたことを感じさせてくれる。少し泣けてきた。

満月度  ★★★
泣ける度 ★★★
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マイルドな焼色がいい感じのイングリッシュマフィン

2位に輝いたのはイングリッシュマフィン。手にとった感じはほぼ満月だが、黒をバックに遠くから撮るとどうなるのか。

その姿を見せてくれ。

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かなり満月!

イングリッシュマフィンはほぼ満月と言ってもいいだろう。じゃっかん円がいびつなところが気になるが、焦げ目のグラデーションは素晴らしい。視線をすこしずらして視野の周辺でこれを見てほしい。満月が見えてこないだろうか。

ああ、これまでにないほど金色(こんじき)の光を放っている。満月を思い出して十分泣けてくる。

満月度  ★★★★
泣ける度 ★★★★

1位 ロースハム

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残ったのはロースハム

色はピンクのロースハムであるが、円がきれいなところに希望をかけたい。果たして月のようになるのか。なるんだよな、1位だから。

さあ、ご覧ください。

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ほぼ満月だ

丸さの完璧さといい、表面のテクスチャ具合といい完全に満月である。やや赤みがかっているが、月がそうなってる場合もあるだろう。こちらも視野の周辺で見ると完全に満月である。

沈黙の夜から析出された眩き光たるはロースハムである。

みなさんも満月の夜に泣きたいけど今日は満月じゃないんだよなってときはロースハム片手に泣いてほしい。

満月度  ★★★★
泣ける度 ★★★★★

サムネイルで泣ける

今回はその形やテクスチャがわかるように、ある程度の大きさで画像を提示したが、編集時点ではより小さなサムネイル画像を使って作業していた。

それだとどの対象でも(せんべいでもカントリーマアムでも)、だいぶ満月なのであった。

この画面でやっぱり少し泣けてきた。

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サムネイル、だいぶ満月じゃないですか?
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