以前、別府温泉に行ったとき、駅前にあった変な銅像を写真に撮ったんですが、それが油屋熊八でした。
その時、ウィキペディアでどんな人か調べたんですが……。
・愛媛県宇和島生まれ(実は別府の人じゃない)
・宇和島町議員に当選
・大阪に出て米相場で大儲け
・相場に失敗して素寒貧になる
・アメリカを放浪、洗礼を受ける
・妻のいた別府に戻り「旅人を懇ろにせよ(旅人をもてなす心を忘れてはいけない)」という聖書の言葉を合言葉に、亀の井ホテルを創業
・バス事業を始める(亀の井バス)
と、ジェットコースターのような人生を歩んでおられます。
別府温泉を全国的にピーアールするアイデアと行動力がすごく……。
・自身の手のひらがデカイことを利用し、昭和6年に「全国大掌(だいしょう)大会」という手のひら(掌)の大きさを競う大会を開催
・バスに女性の案内係を乗せる。日本初のバスガイドと言われる
・「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」の標柱を富士山に建てる
などのほか、古来よりあった「温泉マーク」を温泉の印として積極的に利用するなど、一人で広告代理店のようなことをやっていたようです。