アテンションプリーズ!機内食は温めが必要です
今日の学びは「空港で機内食が買えるが、温めは必要だから気をつけて」です。
それと、知らない街ってやっぱりそれだけでワクワクする。
こういう機会がないと降りなかっただろう「平和島やつばさ公園」にきて、私のなかの地図は広がった。
旅っていいですね。
わざわざ空港まで行ったことで、考えようによってはどこだって知らない場所に行けばそれは旅先のように感じる。
知らない場所というのはそれだけで非日常であり、旅なのだ。
平和島駅前には、小さい商店街があった。
昔ながらの電気店や中古販売店が並んでいたりして、いい雰囲気だ。
試しに電子レンジを使わせてもらえないものかしらと思いながら歩く。
この旅の目的は機内食を温めることなので、どうしたって電子レンジを探そうという目で歩いた。
洗濯をしている間に食事ができるように電子レンジを置いているのかと、自分の都合のよいように考えたが違った。
ちなみにこのコインランドリー、最奥にコインシャワーが3つあった。
洗濯機で服や靴を洗濯しながら、自分も同じ感じでシャワーで綺麗になるの、なんかコミカルで面白い。
そして商店街の終わりあたりで、良いお店を発見!
この日はとても暑かった。
それに旅のテンションがあいまって、迷うことなくビールが安くなっている居酒屋さんへと誘われていった。
そこは優し気な店主が丁寧に調理して出してくれるお店だった。
真夏の生ビールに日本食、最高です!
やっぱり日本っていいなあ。
どこに行ったって大概こうやっておいしいものが食べられるんだもの。
ずっと東京に住んでいても初めての場所は本当にたくさんあるなと改めて思う。
電車やバスでいつだって行ける距離なのに、こういうハプニングがあって初めて訪れることになる。
レンチンした機内食を食べる場所として、羽田空港がすぐ近くで望める公園を選んだ。
ここなら優雅に、旅気分を一層味わいながら食事ができるだろう。
平和島駅前にあったスーパーで、ワインやパンも買いそろえた。
機内食と言えばこういった小さめのパンがつくイメージだから。
そして機内で私は、お酒があれば必ず一杯は頼むことにしている。
今回のメニューを見ると赤ワインがあうだろう。
これがむっちゃくちゃ美味しい。
柔らかく煮込まれた鶏肉はもちろん、濃厚なデミグラスソースが絡まった野菜やフィットチーネパスタも隅々までおいしいぞい。
シーフードの旨味がご飯にもしっかりしみこんだパエリア。これも超おいしい。
そういえば機内食をこんなにしっかり味わったことなかったかも。
こんなに美味しかったっけ。
ちなみに、上空に行くと気圧の関係で味覚が鈍くなるらしく、機内食は少し濃い目の味付けになっているらしい。
さらに、暗い機内でも楽しめるように彩り豊かにしたり、乾燥をさけるためにソースや餡をかけたメニューが多いのだとか。
機内食は両方とも量が軽めでお腹にちょうど良かった。
平和島で飲み食いした日本食から始まり、フランスとスペイン料理をいただき、一気に世界を旅した気分だ。
私はフランスとスペインに両方行ったことがなく、行きたいと思っていたのだ。
その夢が今日1%くらいは叶った気がする。
こうして、私のレンチン旅は終わった。
本当なら空港内で完結する予定の企画だったけど、最終的には初めての街を散策し、世界を旅した気分になり、こうして素敵な夜景を見ることができた。
途中、おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
今日の学びは「空港で機内食が買えるが、温めは必要だから気をつけて」です。
それと、知らない街ってやっぱりそれだけでワクワクする。
こういう機会がないと降りなかっただろう「平和島やつばさ公園」にきて、私のなかの地図は広がった。
旅っていいですね。
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