秘境のイメージ
私が見た「THE 秘境」のイメージはこれだ。
秘境の本当の定義は「まだ人に知られていない地域」などを指すらしい。竹田城跡は観光地なので本来の定義からは外れてしまうかもしれない。しかし写真の「秘境っぽさ」がとにかくすごいのだ。
私もあらゆる場所に雲海を出現させ、いろんな場所を秘境っぽくしてみたい。
実験①:パネルに雲を書く
まずはパネルに雲を書いてみることにした。雲パネル越しに撮影できればどこでも秘境なのではないか。
雲を再現する画力がないとパネルは厳しそうだ。反射の問題もある。
実験②:綿を雲に見立ててみる
パネルが失敗したので、もうまんま雲っぽいものを探した。綿だ。
理想には近づいたが、雲の感じがなんだか違う。現状だとモコモコしすぎて夏の積乱雲のようだ。
こんなにはっきりした雲ではなく、サァッ……と儚くかかっているような雲がいい。
実験③:少量の綿をカメラの前にかまえる
パネルとかフォトプロップス風より、いっそ少量の綿を構えた方がよいのではと気づいた。
少量の綿だけを極力レンズに近づけることで綿がぼやけ、かなり雲っぽくなることがわかった。
パネルと棒はなんだったんだと少し心がめげたが、とてもイメージに近い状態である。
秘境撮影スマホケースを作る
「カメラの目の前に少量の綿さえおけば秘境っぽい」ことがわかったので、スマホケースにその機能をつけてみることにした。
実験撮影が夜ばかりだったので昼に撮影散歩にでかけてみる。
白いふわふわは貫禄を追加する
撮影してみて、雲が目の前にかかるだけでこんなにも荘厳になるのかと驚いた。雲っぽくもあり、演出のドライアイスっぽさもある。一部をやんわり白くすると、どこか非日常感がでてモノはかっこよくなるんだなということがよくわかった。