特集 2023年4月13日

古代ローマ人の1日を体験してみる

夜18:00から朝6:00まで寝るには才能がいる

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だんだん普段の生活との違いが切なくなってきた。

ローマ人の1日もそろそろ終わりである。締めの夕ごはんはかなり質素で、豆のスープとおかゆだけのことも多かったらしい。

が、朝ごはんから質素なものを食べ続けたせいで、発育がいい現代人の私はお腹が空きまくってそれどころではない。

参考にした本には「古代ローマの夕ごはんは質素だったが、たまには肉も食べていた」と書かれていた。

この「たまには」は週3ぐらいだろうと都合よく解釈し、豆のスープとおかゆに肉も追加する。

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これが夕ごはんのメニュー。正直、銭湯を出たあたりからお腹が空きすぎて、ごはんのこと以外なにも考えられなくなった。
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「豆を大量に入れるだけで、ごはんがちょっと古代っぽく見える」というライフハックを発見した。

もりもり食べたが、それでもやっぱり「ちょっと足りない」感がある。

特に、甘いものが全然ないのだ。ローマでは本当にいつでもぶどうが食べられていたらしいが、いまならローマ人とその気持ちをわかりあえるかもしれない。

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普段ならここからが仕事のピークである。切ない。

夕飯を食べたら、太陽が沈むのとほぼ同時に就寝する。夜の灯り代が高いからということらしいが、1日があまりに短いし、なんとなく命が短い気がしてしまう。

結局まったく寝れず、寝れたのは23:00ぐらいだった。

古代ローマの1日をやって、一番違ったのはやっぱりこの「寝る時間が早すぎる」ということである。

たぶん、古代ローマには現代日本のような「睡眠時間を削ってがんばる」という発想がなかったのだろう。自分の生活を見つめ直せるローマ人生活、疲れた現代人にはおすすめである。

ここまでのまとめ 現代人は18:00から12時間も寝れない

次の日起きてから気づいたのだが、ローマ人は寝すぎではないか。

18:00に寝て、朝6:00に起きているのだ。12時間はさすがに長い。腰とか痛くならないのか。

 

それから、朝から晩まで誰もがワインを飲んでいるのも怖い。特に、ワインを飲んで、そのまま銭湯に入っているのは攻めすぎだ。血圧とか大丈夫だったのか。

古代ローマの生活をすると、いろんなことがわかるが、同時にいろんな疑問も湧く。こういう疑問を胸に、また次のチャレンジをしたいと思う。

古代ローマ人の一日が載っていた参考書籍です。

ビジュアル 世界史1000人(上巻)

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