特集 2024年3月8日

きのこの山とたけのこの里、チョコの量を比べてみたら

多めに削ってもいいじゃない

たけのこの里のチョコとクッキーをきれいに分けるのは、現実的ではなさそうだ。

というか、ここまでの測定で、たけのこの里は敗色が濃いことが分かってしまった。

もう「たけのこの里のチョコを、包丁でやや多めに削り取って測定する」ことで妥協させてほしい。どうやっても勝てないなら、ちょっとぐらい多めに削ってもいいじゃないか。いいよね? 

ガリガリガリ

といっても私は根がまじめだ。たけのこの里のチョコを削りながらも、クッキー部分をチョコに含めすぎたかな、と思った時は指先でこそげてクッキー皿に戻したりした。天秤座なので、できるだけ平等でありたいと思っている。 

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結果は

ツルリとむいたきのこの山のチョコと、ガリガリ削ったたけのこの里のチョコ。どちらが重いのか? 緊張の結果発表だ。

それぞれ3つずつ量ってみた結果はこちら!!!

  きのこの山 たけのこの里
チョコ重量(3回測定)  1.7g/1.8g/1.7g 1.2g/1.3g/1.4g
チョコ重量平均(g) 約1.7g 約1.3g
チョコ形態 ツルリ ギザギザ
特記事項 なし 多めに削りました
きのこの山のチョコ部分:平均約1.7g
たけのこの里のチョコ(多め削り):平均1.3g
グラフにしてみた

見ての通り、たけのこの里の完敗である。クッキー部も多めに削り取ってちょっと有利になっているはずなのに、1勝もできなかった。

「チョコの量は、きのこの山の方がたけのこの里よりも40%多い」とネットに書かれていたが、たけのこを有利にした今回の実測結果でも、きのこの山のほうが30%ほど多いということになった。

うすうす分かっていたけれど、はっきり数字で出るとしょんぼりだ。

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チョコ率に望みをかける

いや、落ち込むのはまだ早い。比較軸を変えれば、可能性は残っているのではないか。 

例えば、1個当たりのチョコの割合(チョコ率)はどうだ。チョコが覆い被さっているたけのこの里に、勝機はあるのではないか。

チョコ率を出すには、1個当たりのチョコだけの重さを、まるごと1個の重量で割り、100を掛ければ良い。

きのこの山のチョコ率=1.7g(チョコの重さ)÷2.6g(全体の重さ)×100
たけのこの里のチョコ率=1.3g(チョコの重さ)÷2.5g(全体の重さ)×100

である。

計算した結果がこちらだ。 

たけのこ完敗

チョコ率は、きのこの山65%に対して、たけのこの里は52%。13ポイントの差をつけられてたけのこの完敗だ。

参りました。 

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溶かして混ぜるとうまい

すてきな発見もあった。

溶けたたけのこの里のチョコ部分を、きのこの山のビスケットにつけて食べると、とてもうまいのだ。

たけのこの里のチョコはミルキーで、きのこの山はちょっとビター。味が違うから、組み合わせを変えるとまた新しい味に出会えることがわかった。

これうまいよ

さいごに

きのこの山のパッケージには、折れた軸が2本入っていた。一方でたけのこは、構造的に折れることがまずない。実際、箱にはいっていたたけのこの里はすべてが完全体だった。たけこのは強いのだ。だからたけのこが偉い。

温かいたけのこの里はうまいとわかってよかった
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