買い取り業者に持って行く
金歯をたずさえ商店街に来た。この商店街には買い取り業者の店舗がいくつかあるので、相見積もりを取りたい。
筆者:すみません~。金歯って買い取ってもらえます?
店員:はい、いいですよ
筆者:これなんですけど
店員:あ~、歯がついてるからざっくりしか金額出せないわよ
対応してくださった店員は50代ぐらいの女性の方で、サバサバした口調だがフランクなだけで不快感は無い。「歯がついている」というのはファイバーコアのことだろう。
店員:ちょっと見してもらってもいいかしら?
筆者:はい、どうぞ
奥に金歯を持って行き、1分ほどで戻ってきた。
店員:ざっくり2万前後じゃない?正確には歯の部分を削ってみないとわからないけど。いったん18金で計算したけど調べてみて14金だともっと下がるよ
筆者:そうですか。やっぱそんなもんですよね
店員:他も回るの?
筆者:はい。すみませんが、他も回って、もしかすると戻ってくるかもしれないです
店員:別にここじゃなくてもいいわよ。でも他だと歯がついてるのは買い取ってもらえないかもね
2.5万円を予想していたのでそれより小さいのは残念。しかし、ざっくりの見積もりなので仕方がない。 次へ行こう。
対応してくださった店員は先ほどより若めの女性の方だ。
筆者:すみません~。金歯って買い取ってもらえます?
店員:はい。では機械で測りますね
おお、この店ではちゃんとした機械で測ってくれるのか。これは期待が持てる。
(数分後)
店員:2万いかないぐらいですね。やっぱり歯が付いちゃっているから機械では比重が出せなかったので大まかに「金歯」としての見積もりです。
やっぱり無理か。そりゃそうだよなぁ。金歯に含まれる金だけを精密に測定する機械なんて街の買い取り屋さんにあるはずがない。
質屋さんって「物を担保にお金を貸してくれる」というシステムだと思っているが、買い取りもやってくれるのか、実はわかっていない。(結局それを聞けないまま査定が始まってしまった)
対応してくれたのは30代か40代ぐらいのスーツ姿のダンディーな男性店員さん。会話はほぼ無く、唯一あったのは「X線検査して良いですか?」のみ。
機械に掛けたあとは宝石鑑定用ルーペで丁寧に見てくれた。
数分後、査定額を印刷した紙を渡してくれた。そこに書かれていたのは…
4.5g(歯付) という字面がシュールだ。K? (K14)はおそらく、「14金か18金かわからなかったから一旦14金で査定しましたよ」ということだろう。
あと値段が書かれている欄を見ると「買取金額」となっており「融資金額」は空欄だ。よかった。ちゃんと買い取り前提で査定してくれていた。そりゃそうか。「ワシの金歯を担保にカネを貸してくれ」はさすがに品性がなさすぎる。そんなシチュエーションは想定していないのだろう。

