足ツボに対する感情は「痛い」というより「嫌」
続きましては東銀座にある築地銀座公園である。ここには健康こみちという名前の足つぼスポットがあるのだ。
健康遊具とは少し違うかもしれないが、これもまた気にはなるもののやったことがない設備である。個人的には足ツボ自体も初めてだ。
もちろんその見積もりはあまりにも浅はかである。多分足ツボを初めて体験する人は全員同じことを言っている。そして等しく後悔している。
てっきり第一声は「アイタッ!」や「痛い痛い!」とかかと思っていた。「嫌だ」ってことあるんだ。
続いては私の番である。嫌だってどういうことなんだろう。痛いと言われるよりも緊張するな。
痛い!しかもなんだこれ、健康になりそうな感じが全然しない!
痛いけど気持ちいいとか、体に良さそうとか、そういうのがあってしかるべしだと思っていたがこれは全然違う。ただ痛い。無機質に痛い。なんでだ。もっと健康そうであれ。不快だ。腹が立つ。嫌だ。そうだ、これ、嫌なんだ......!
渡り終わった後、口々に「この長さで本当によかった」「普通の記事の撮影1本分疲れた」「雨風にさらされて形が変わってるから絶対健康にいいツボを突いてない」などと思い思いの感想を述べていた。共通するのはいっぱいいっぱいという気持ちである。
重りを外して実力を出す描写について、現場では亀仙人の甲羅みたいだと話が挙がっていたが、個人的には爆転シュートベイブレードのカイのプロテクターみたいだと思っていた。これは完全に蛇足なので伝わらなくても大丈夫です。
辰巳の森海浜公園でハムスターになる
最後に訪れたのは辰巳駅近くの辰巳の森海浜公園である。
すでにのびのび広場でも見た背伸ばしベンチが手前に見えているが、それ以外にもまだ見たことのない健康遊具があったのでそれぞれ試していく。
全男子すべからくパルクールに潜在的な憧れがあるのでこういった動きは大歓迎である。ちょっと失敗するとすぐ怪我しそうでヒヤッとするけど。
昨今公園の遊具の中でも危険なものは取り除かれる傾向にあると聞くが、健康遊具もその流れに乗っかっているらしい。江ノ島さんの家の近くの公園にも、昔は丸太をハムスターの車輪のように転がす健康遊具があったが、いつの間にかなくなってしまったとのことだった。
結構なめらかに回転するので、油断すると足を滑らせて前向きにコケそうである。確かにこれは少し危ないかもしれない。大部分は運動不足の自分のせいだけど。
結構怖い!
今日一日思う存分健康遊具で遊ぶことができた。運動疲れのような疲労感も結構あるし、きっと健康にもなっていることだろう。大満足です。
最後に3人それぞれのおすすめ健康遊具を載せておくので、気になる方はぜひ行ってみてください。
健康な大人でありたい
健康遊具で一通り遊んであー疲れた!楽しかった!という気持ちでいっぱいなのだが、果たして健康遊具でいくらか遊んだくらいで疲れるようでいいのか?という疑問がある。
少なくとも分かっていることとしては、健康遊具は楽しいということと、遊ぶにも体力がいるということだ。
健康でありたい。運動ができるようになりたい。あとちょっとやそっとじゃ怪我の不安を持たないような健やかな身体でありたい。改めてそう思った。