特集 2023年9月29日

川崎水族館は魚以外の見どころが多すぎる

もちろん魚も楽しめる

ここまで魚の写真が1枚も出てきていないが、もちろんカワスイには魚が展示されている。なぜなら水族館なので。

魚類と魚類以外、いったいどっちの種類が多いのだろう。数えながら見ていきたい。

ボードに白い紙が挟まっており、紙には「魚類」「魚類以外」の2つの列からなる空の表が書かれている
展示されている種の名前を魚類魚類以外で列を分けて記録する。初手はミミズク。
多摩川の映像の大型スクリーンの前には複数の水槽が並ぶ
ミミズクの次は多摩川ゾーン。わりとご近所にいる魚たち。
水槽の中の様子。小さな淡水魚が写っている
そのへんにいる魚だ!
水槽の中の様子。お腹が赤いヤモリがこちらを見ている
アカハライモリ。両生類だ。

多摩川ゾーンを抜けると、オセアニア・アジアゾーン、アフリカゾーン、南アメリカゾーン、…というふうに外国の魚たちが展示されている。

水槽の中の様子。小さい魚の群れ
美しい水槽。

カワスイの楽しみ方のひとつに、美しい水槽を眺めるというものがあると思う。心を空っぽにして「きれいだな~」と思うだけでも十分楽しめる。他の水族館と比べ、水槽の美しさに力を入れている気がする。

水槽の中の様子。スッポンモドキ(亀のような動物)
オオヨコクビガメ。これは爬虫類。すみっこで寝ててかわいい。
水槽の中の様子。黒くて太い魚。
肺魚。肺呼吸をするが魚類である。顔がいかつい。
大型スクリーンにはアマゾンの湖が映り、その前には鮮やかに輝く水槽が並んでいる
カワスイでいちばん美しいビジュアルの場所。南アメリカの魚たちの水槽だ。

曜日や時間帯によってはこのきれいな水槽を独り占めできるぐらい、カワスイは空いている。カワスイの唯一心配な点は、とても空いているという点だ。近所の水族館としてぜひとも応援したくなる。

ボードに挟まった紙に種の名前を書き込んでいる様子。
相変わらず記録をしている。写経ならぬ写魚。かなり疲れてきた…。

 次が、個人的にカワスイで一番お気に入りの水槽。

水槽の中の様子。20匹程度のピラニアが泳いでいる。
ピラニアナッテリー。なんかずっと見ちゃうんだよな。
水槽の中の様子。ピラニアをズームで撮影。
近くで見るとかわいすぎる。おっとりフェイス。
ピラニアの歯の鋭さを感じることのできる模型
ピラニアの歯の鋭さを実感できるコーナー。

ピラニアの歯は想像通りの痛さだった。あんなにおっとりフェイスなのにやっぱり肉食なんだな。

水槽に人差し指を突っ込み、黒くて小さい魚が群がる
ドクターフィッシュのコーナーでは、私の指にたくさんの魚が集まった。

私の指、そんなに角質多かったのか……。 ショック!

水槽の中の様子。茶色くてひらぺったい、大きなカエル
コモリガエル。背中から子供を産むという、にわかに信じがたいカエル。両生類。
水槽の中の様子。一匹の白い魚。目が無い
洞窟に生息する目の退化した魚、ブラインドケーブ・カラシン。

美しかったり、かっこよかったり、珍しい特徴を持っていたりする生き物を効率よく見ることができる。水族館にしてはかなりコンパクトなので全然疲れない。ふらっと立ち寄れる気軽さがある。こういう水族館こそ年パスを買うべきだ。

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カワスイは魚類と魚類以外どっちが多い?

さて、カワスイは魚類と魚類以外どっちが多い?

机の上に12枚の紙が置かれている。紙には魚類と魚類以外で列を分けて生物種の名前が書かれている。
写魚の結果。

結果は……… 

カワスイの生き物の魚類と魚類以外を示す円グラフ。魚類が85%。
ふつうに魚類がメインでした。(2023年9月17日、ほり調べ)

魚類以外の37種のインパクトがつよすぎた。 カワスイは魚類メインの水族館。でも魚以外も楽しめるのは間違いない。


すごくがんばっている

カワスイは魚も魚以外もすごくがんばっている。最高の癒しスポットを提供してくれて、心からありがとう。

ガチャポンの上には「飼育クルーの手書き缶バッジ」と書かれている。ノーザンバラムンディの手書きの缶バッジが当たった。
飼育クルーさんよ……。8人しかいないのに手書きの缶バッジまで用意してくれるなんて。ああ泣けてくる。ありがとう。ノーザンバラムンディの缶バッジを大切に使います。
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