

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。
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いま、このときも、前澤社長は宇宙にいるんだなと思うと……すみません。とくになんの感情も沸きません。それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
シンプルで強い書き出し。
カブトムシ色の。
雨の教室とか、五感ごと一番染みついてる記憶だと思う。
別蟹って概念、はじめて意識したw
背中も体の裏面というただの概念、よって「背中」など最初からない。
絶望的な怖い話。
「?」がありまくりの文章は、当然つづきが読みたくなる。
昔の新幹線の紙コップが、コップというより小さな紙袋で、でもそれで飲んだ冷水が美味しかった。クリアファイルとは関係ないけど(笑)
新種の嫁!(笑)
続いては規定部門。今回のモチーフは『偽偉人伝』でした。教科書には絶対載らない歴史をどうぞ!
規定部門・モチーフ『偽偉人伝』
アピールできないタイプ。応援したい。
少女のパンツ考える前に自分のパンツ穿いて欲しい。
初代世界大統領クワトロジュニアの逸話
その男にヒントを与えたパートのおばさん外伝。
「池の水ぜんぶ抜く」はパヌシュライ3世へのオマージュ
引力発見エピ、曲げてきた!
話の見当がつかねえ!
それまでは「結果」でしかなかった女子会を「目的」にした人物。
ブランコ伯爵がいなければハイジのオープニングもなかった。
それでは次回のお題を発表します。
『なんとなくエロい』
今年最後のお題がこれでいいのかはさておき、次回のお題はエロ。とは言っても直接的に官能的なものではなく、読み方によってはエロい、無意識ににじみ出るエロスを募集します。
エロスとは突き詰めると個人の主観なので、中には「どこがエロいの?」のという作品が来るかもしれませんが、このお題に応募したということは、そこになんらかの性的欲望が潜んでいるわけで……ということはつまり読む側のエロも試される回となりそうです。
締め切りは12月24日のクリスマスイヴ(笑)発表は12月26日を予定しています。下記の投稿フォームからご応募下さい。力作待ってます!
最終選考通過者
淋しいと死んじゃうさぎ 眉村恥目 大河原朗 あおきはる こんどう巨神兵 DIC 三点リーダー症候群 あの日の小夜時雨 amanatz 菅原かつを 山棲み少女 シキブ ラランドとにゃんこスターは類似タレントだと思ふ メスゴリ師匠 驚き桃の木どっきどき ビックボス 高田 マサ内藤 自由人 一山健吾
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