

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。
前の記事:書き出し小説大賞第221回秀作発表
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今年もキンモクセイが香ってきました。次はギンナンの匂いですね。それでは今週もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
思わぬ行動が、求愛行動だったりする
秋の夜長は静かにエモい
VRゴーグルによる体験型落語
「オウンゴールの訳」だけで、百通りの物語がつくれそう。
謎だらけの文体が逆に気になる。「居ない」って(笑)
つづいては規定部門。今回のモチーフは『もうひとつの顔』でした。誰にでも意外な一面があることは意外でもなんでもない。
規定部門・モチーフ『もうひとつの顔』
ヒーローには行動が伴うけれど、悪役は想像だけでなれる。
虫が平気な女性に男は弱い
箸の持ち方もデタラメであって欲しい
晩年のスパイ、この冒頭だけで長編一本書けるアイデア。
婿の内面が分からなすぎて怖い!
ああ、そういうことってありそう!末っ子が一番冷静。
それでは次回のお題を発表します。
『可愛い』
改めて考えると「可愛い」ほど、基準がないというか、実態がない言葉もないのではないでしょうか。赤ちゃんが可愛い、猫が可愛いは分かります。でも人によってはサメが可愛い、雑草が可愛い、中にはゴキブリが可愛いという人もいるかもしれません。
正に可愛いの価値観は人それぞれ、ということはそれだけ物語もあるのではないでしょうか。
あなだけの可愛い書き出しをよろしくお願いします。締め切りは10月8日、発表は10月10日を予定しています。下記の投稿フォームよりご応募下さい。力作待ってます!
最終選考通過者
若葉猫 吉田髑髏 メルボルン 財務 秋山仙人 みらこ maebarc 靴下 にかしど 南極行太郎 prefab 首廻り寝具 高田 茅葺 ク業 マスカラを塗り忘れた少女 りずむ原きざむ yasui 寂寥 モンゴノグノム のきさきの
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