
書き出し小説大賞第219回秀作発表

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。
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今回のオリンピックの主役が、まさか河村市長だったとは誰が予想できただろうか? それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
一瞬のひんやり、ありがとうございます。
夏めきながら、がいい。それぞれの夏。
もはや「へこみ芸」と呼びたくなる正夢氏の作風。がんばって!
昔分からなかった異音の原因がいま分かりました!
「ら」があることで、俄然つづきが気になりました。
つづいては規定部門。今回のテーマは「サウナ」でした。それではみなさんのととのいぶりを見ていきましょう。
規定部門・モチーフ『サウナ』
昔は悪い大人が入る場所だった。
リビングじゃねえのかよ!と、テレビは思っている。
陰毛の汗も。
河村市長への罰が決まりました。
THE・他人のいらん情報。
外鍵をつけるだけで、サウナは刑場になる。
GIF動画にしたい。
関係ないけど、荒井注のカラオケボックス事件思い出した。
文中の運転手が運転中だとは限らない。
『2021・夏』
昨年につづき、いやさらに深刻な状況になった今年の夏。楽しみにしていたイベントがなくなった方も多いと思います。
書き出し小説は基本的に、いっとき現実を離れ創作の世界に遊ぶものですが、たまにはいましか書けない思いや出来事を残すことも、意味あることかもしれません。後々、こんなこともあったねとしみじみ思い出せるような作品を募集します。もちろん笑えるやつもオッケーです!
締め切りは8月27日正午、発表は8月29日を予定しています(通常より一週延びてます)下記の投稿フォームより応募下さい。力作待ってます!
最終選考通過者
ミヤカン 利来音 焼きそば 桃とペンギン 青白マグ モンゴノグノム 吉田髑髏 小野芋子 きだっちょ 夢雀 節度亜図夢 いずも terayo KESHI 一色凛 amanatz たこフェリー ブーゲンビリア
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