祝!!ネットフリクッスでジブリ作品世界配信!(日本・北米は除く)……自国なのに観られないって、なんだか微妙な気持ちになりますが、よくよく考えると自分のつくったものじゃないしな。まあ、しっかり儲けてください。
それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
※一人称は「わい」
※ちびた芯も次の芯を押し出すのに必要、ってところが愛おしい。
※分解するときは近くに溝がないか確認。
※位牌が取り出しやすい!
※女心とユタの地形。(女心と秋の空的な)
つづいては規定部門。今回のお題は「#ハッシュタグ」思わず二度見、クリックしたくなるハッシュタグを大量捏造してもらいました。それでは一気にどうぞ!
規定部門モチーフ『#ハッシュタグ』
※戦争怖い!写真集見たい!
※熱さまシート
※つまりアンパンマンの顔ってバッテリーだと思う。
※名刺とか。
※ダンスかっこいい! #森美幸
※逆さに読んだ自分が憎い。
※ごんぎつねが怪談っぽくなった。
※ダンボールに合うワインも知りたい。
昼行灯
※1円を笑う者は1円に泣くって……情緒不安定過ぎない?
もんぜん
まさかの起業w
今回集まった作品はハッシュタグひとつの「単体モノ」と、いくつかを取り合わせた「複数モノ」に分かれた。
単体モノはスクロールした指がふと止まるような、フックのある言葉選びが決め手になった。そういう言葉は広く一般ウケするものより、読み手を限定したものの方がいい。敢えて敷居を高くすることで、敷居の向こう側に興味を抱かせるのだ。
たこフェリー氏の『#AIで蘇らせたい落語家』は、人が普段考えない問いをいきなり突きつける。質問の敷居を上げることで好奇心を煽る作戦だ。ちなみに私が蘇らせたい落語家は志ん朝。
モリダイ氏の『#←タン塩の焦げ目』や、not氏の『 #上雄彦』のように記号そのものをネタにした作品も面白かった。モニターで見る文字は意味よりビジュアルが先行する。
複数モノは以前流行った脳内メーカーを見るようだ。人の頭の中では常に複数の思考が同時進行している。ハッシュタグはそんな脳内をダイレクトに見せる新しい手法なのかもしれない。
ラストは今回のお題を提供してくれた葱山氏の作品。積み上げて積み上げての落差(笑)。#で区切られた言葉の羅列にはフリップ芸を見ているような面白さがあった。
それでは次回のお題を発表する。
『吉田』
さて、次回のお題は帰って来た『吉田』。数年前同じモチーフを出したときは連載屈指の神回となりました。
(前回の吉田)https://dailyportalz.jp/kiji/141116165639
そのあと名字シリーズはいくつか出しましたが、吉田を超えるまでには至っていません。いまごろ吉田はどうしているだろう。吉田との再会を切望します。
締め切りは2月7日、発表は2月9日を予定しています。下記の投稿フォームから部門を選んで送って下さい。力作待ってます!
最終選考通過者
いずも ともきよ ラビ坂 わび酒oF千利休ール 辞書は厚く女は薄く 新田怠惰佑 フルカワ わけわけ あい色のシャツを着たグリオ TixTONES 京本慎二