
書き出し小説大賞第162回秀作発表

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。
前の記事:書き出し小説大賞第161回秀作発表
> 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター
大阪なおみ選手グランドスラム二連勝おめでとうございます!1000パーセント本人が読んでない場所(マッサージ屋の黒板ボードなど)でよくそういう文章を目にします。それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
寸評
●xissa氏「束になったトライアングル~」流石。格言のようでもある。
●prefab氏「ごま団子が転がった所だけ~」なぜだろう?希望を感じる。
●人馬一体勘氏「レントゲン室に~」歯のレントゲン撮るときの鉛のエプロンって間抜け。
●ウチボリ氏「車窓から見えた~」どうすることもできない感。
●たこフェリー氏「協賛金、くれよ」協賛しないし、共感もできないw
続いては規定部門。今回のテーマは『新動詞』、新しい動詞を募集しました。使えるものなら使ってください。
規定部門・モチーフ『新動詞』
寸評
●xissa氏【とっぷれる】語感はトップレスっぽい。ヌーディストビーチもとっぷれる。
●王寺義昭【町田る】町田える。でもよかった気がする。
●もんぜん氏【ちくわぶる】ちはやふる、みたいでかっこいい。
●むべんべ氏【アオジる】一般の老夫婦が画面に映るだけでアオジる。
●くのゐち氏【まだらすかる】かつてこれほど使い所のない動詞があっただろうか。
●哲ロマ氏【閣下る】10万サバを読む行為でもある。
それでは次回のモチーフを発表します。
「気まずい」
次回のテーマは『気まずい』。気まずい状況は日常のサスペンス。もちろん笑いもなるし、青春もの、恋愛ものにも成り得るモチーフだと思います。実際にあったことや妄想を広げて、いたたまれないシチュエーションを考えてみて下さい。締め切りは2月8日正午、発表は2月10日を予定しています。下記の投稿フォームから部門を選んで送ってください。力作待ってます!
最終選考通過者(今回はなし)
![]() |
||
▽デイリーポータルZトップへ | ||
![]() |
||
![]() |
▲デイリーポータルZトップへ | ![]() |