ショート記事 2025年2月3日

新大久保への旅

新大久保は、たまに行くとうっすら旅行気分になれるのがおもしろい。
そして、行くたびに何か新しいものがあるのも旅行感があがるポイントなのかもしれない。

新大久保に旅行してきました。

1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー)

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だんだん旅行になる

今回は新宿から新大久保方面に歩くことにした。
まる2日、家で仕事をしていたのでとにかく外を歩きたかったのだ。

新宿駅を出て西武新宿駅方面へ向かう。
ふだん大久保方面に向かうときには歌舞伎町の中を通っているが、この日は西武新宿駅に沿ってあるいてみることにした。

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知らない改札があった。

新しい改札だ!と思ったが、調べたら1980年にはもうあったらしい。まじか。

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職安通りを東新宿方面へ曲がっていく。
この職安通りあたりから韓国度が上がってくるので全力で味わおう。

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外貨両替できるセブンを発見した。

セブンで両替できるの便利〜と思ったが、外貨を持ってなかったので両替できなかった。

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もうすっかり旅行気分

職安通りからイケメン通りに入るとすっかり韓国だ。
雑貨やコスメの店をなんとなく見ながら歩いていると、知ってるのに知らない食べ物があった。
 

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カニパン。

私が知っているのはひらがなの「かにぱん」だ。
ちなみに「かにぱん」は中学高校の運動会のパン食い競争のパンだった。個人的には中身があるパンに憧れたが、中高6年間とも「かにぱん」だった。
 

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一方、イケメン通りのカニパンはレインボーが入っているようだ。
無 or レインボー。極端すぎる。
 

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見えないところもカニであることがわかる箱入り。
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レインボー入りカニパン。中学生のべつやくに食べさせてやりたい。

メインの通りまでやってくると、読めない店があった。

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電話に出るときどうしてるんだろう。

イカゲームに出てくるゲームができる店のようだ。
こういう、流行っているから急いで作りました!みたいな勢いの店を見るとたくましくてちょっとワクワクする。

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イカゲームの並びに行列ができている店があった。
みると「釜山おでん」、韓国の味そのまま、とある。へ〜〜。

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歩道がちょっと渋滞していた。
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買うよね。

油揚げみたいなものかと思ったら、うすべったい練り物をたたんで串に刺したものだった。
つゆは何ダシかわからなかったが(ダシダかな)、かつおではない。すごく似てるけど、ちょっと違っておいしかった。

その後、韓国風ジャンジャン麺(チャジャン麺)を食べ、インスタントラーメンなどを買って新宿まで歩いて帰った。

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見た目よりやさしい味でおいしい。

徐々に韓国に行って、徐々に帰ってきた。いつか本物にも行こう。

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編集部からのみどころ
かにぱんのテクスチャがリアルに描かれています。べつやくさんの記事のこういうちょっとしたところが読みやすさなんですよね。 それに対してイカゲームの○が出てる電話のボタンの雑さ。丁寧さに描くものと雑に描くものの区別が未だに分かりません。
レインボーカニパンのレインボーはチーズ味だそうです。 (林)

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