特集 2024年2月14日

発見! 自宅で気軽にアブラマシマシ、夢の「豚脂汁」

豚脂汁料理、実践編

さてここからは、できた豚脂汁を使って思いつくままに作ってみた料理たち、つまり具体例をいくつかご紹介。

【インスタントラーメン】

まずはさっきと同じマルタイのとんこつラーメン、あれをもっとまじめに、あらためて作ってみましょう。というわけで、いつもどおりにラーメンを作るにあたり、規定量より少なめの水に、

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おたま1杯の豚脂汁を加えて

作っていってみましょう。

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するとこう!
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さらにこう!

あきらかに、いつもの家ラーメンとは見た目も味わいも違う、豚脂の効いた超こってりラーメンがいとも簡単に作れてしまいました。

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肉もたっぷりなのが嬉しい
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そしてこのアブラマシマシ感よ……

【カップラーメン】

なんならもう、もっとお手軽なカップ麺にだって有効です。

これまた規定量よりも少し少なめのお湯で作った、

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ごく普通の醤油ラーメンに

小鍋で温めなおした、おたま1杯の豚脂汁を加えてやると……

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こうなる!

正直、気絶するほどうまかったです。

【カップ焼きそば】

当然、用途はラーメンだけに限りません。

たとえば、同じくカップ麺類で、おなじみの焼きそば「ペヤング」。

これもまた、

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少し少なめのお湯+おたま1杯の豚油汁で温め
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湯切りしていつもどおり作るだけで
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肉&アブラマシマシ感!
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これまたたまりませんぜ……

【カレーライス】

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ある日の我が家のカレー

こちら、まだ保育園児の娘が食べやすいよう、具材を小さめにカットし、甘口のルーで作ったカレーです。もちろん美味しくないってことはないけれど、大人の僕には若干パンチが足りない。

そこで、このカレー1人前を小鍋に移し、

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おたま1杯の豚油汁を加え

さらにチリペッパーなどで辛味を足しつつ温め直せば、

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肉&アブラマシカレー!
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がつんとくるわ〜

【もやし炒め】

シンプルな野菜炒めに加えても、そりゃあいいに決まってます。

この日は、超ストイックに、野菜はもやしひと袋ぶんのみ。そこに、

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おたま1杯の豚油汁を加え
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刻みにんにくもたっぷり加えちゃって

だし醤油などでてきとうに味つけすれば、

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なんらかの「郎」を感じるもやし炒め!

酒のつまみに、そりゃあ最高ですよ。

【豚脂メシ】

ところで、デイリーポータルZにおける、僕の新しい担当編集者さんであるところの、石川さん。たまにさらっと、とんでもないことを言ってくるところがあるんですよね。

今回もこの企画を提案したところ、「いいですね、 ぜひすすめてください!」という由のご返答をいただき、大変ありがたかったわけですが、その最後のほうに、こんな一文が添えられてたんですよ。

「脂茶漬けみたいな背徳的な食べ方もできそうですね」

豚の脂の茶漬け! そりゃあおそろしい! けど、こんな挑戦状を突きつけられてしまったらやらないわけにはいかないじゃないですか……。

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や、やりますよ……

豚脂汁おたま1杯ぶんに刻みにんにくをたっぷり加えて煮立たせ、だし醤油適量で味つけして、

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それをどんぶりメシにじゃーっ!
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見た目にものすごく背徳感のあるこの豚脂メシお味は……

するとこれが、当然のことながら超〜うまい! と、同時に意外だったのが、想像してたよりはぜんぜんしつこくなくて、むしろ優しい味わいですらあるんですよね。これ、新しい定番家庭料理になってもおかしくない美味しさですよ。

だけどよく考えてみたら、料理の構成としては、数枚ぶんの豚ばら薄切り肉のにんにく炒めをごはんにのせたのと同じなんですよね。というか、油を使って炒めていないぶん、よりヘルシーなのかもしれない。こんな見た目なのに。


次はどんな料理をアブラマシマシにしてやろうか

以上、まだまだ可能性があるというか、むしろ、わりとどんな料理に加えてもうまいに違いない、豚脂汁。

偶然の発見ながら、僕の個人的な定番常備菜になりそうな予感がしています。

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