パッケージを作るのも楽しかった
野菜ゼリーを作るならパッケージも自作してみたいなと思って、やってみたところ、気分が上がった。



なお、サイズを微妙に間違えて、コンビニと自宅のあいだを三往復くらいした。徒労。でも気分が上がったからいいのだ。
ハンディーファンの涼しさは食べものからも獲得できることと、Photoshopを無駄にいじることの楽しさを、夏野菜ゼリーたちは私に教えてくれました。
大好きな夏野菜たち。
もっともっと宝石にしていこう。
きゅうり。
正直、食べる前からすでに勝利を感じていた。だって、出汁汁ときゅうりが合わないわけがない。彼らの相性が悪かったら、冷や汁という郷土料理は生まれていないはずだ。
とはいえ、食べてみてちゃんとうまいと、やっぱりうれしい。
あと、こうやって食べてみるとしみじみ思うのだが、きゅうりって結構甘いのだな。トマトのように酸味がないからなのか、ほかがまったく甘くないところにいると、急に甘さが際立つ。
しゃりしゃりとした歯応えも気持ちいい。
ところでひとつ告白がある。実はさっき、このゼリーを容器ごと、盛大に床に落としてしまった。
幸いフタがついたままだったので、外に漏れ出すことはなかったが、がっちり固まっていたゼリーは容器からはがれ、ぐちゃっとなった。
弾力をうしなってしまったのだ。
ごめん。ピーマンゼリー。手元がちょっとくるってしまったんだ。
謝りながらすくって、そして食べた。
……えっ。
思いのほか、やわらかくなったゼリーの食感が絶妙だ。いっそのこと全部のゼリーをわざと落としてしまおうかと思うくらい。
(だけど実行に移す勇気は私にはなかった。そう思うと、小麦粉を足で踏んでうどんにコシを出そうと思い立った人の勇気ってすごい)
出汁の味わいとピーマンの歯応えの相性も、すごくいい。ピーマンのほろ苦さは、口のなかにさわやかさを運んでくれる。
人体にもたらす効用はもしかして、ハンディーファン(近年街でよく見かけるようになった小型扇風機)のそれに匹敵するのでは…?
食べるハンディーファン。
なんとおいしくなさそうな例えなのか。でもちゃんとおいしいのだ。
ピーマンが苦手な人以外には響くと信じたい。
辛い!
この辛さ、ちょっとしたアクセントとしては最高なのだけど、全力でこられると逃げたくなってしまうやつだ。すべてが刺激的で、ちょっと休みがほしい。
ただしほかのゼリーに混ぜて食べたらうまそうだ。
そのほかにも、チャレンジ枠としてゴーヤも用意してみた。
食べてみたところ、おお。やっぱりしっかり苦いやこりゃ。
でも、この苦さこそがゴーヤの魂である。 好みは分かれそうだけど、ゴーヤ好きにはたまらん味なんじゃないだろうか。
安定的においしいんじゃないかと予想していたが、コーンに甘さがしっかりありすぎて、出汁の味と意気投合できてない感じがした。
というわけでここまでの結論。野菜ゼリーを作るなら、ピーマン、きゅうり、トマトの順でおすすめです。
野菜ゼリーをコンビニで販売しようプロジェクト。
本音を言うと、賛同者が少なそうなので、夢のまま終わりそうな気がして仕方がない。実現しなくても泣かずにすむように、おいしいやつを自分で作れる腕を上げていきたいところです。
野菜ゼリーを作るならパッケージも自作してみたいなと思って、やってみたところ、気分が上がった。
なお、サイズを微妙に間違えて、コンビニと自宅のあいだを三往復くらいした。徒労。でも気分が上がったからいいのだ。
ハンディーファンの涼しさは食べものからも獲得できることと、Photoshopを無駄にいじることの楽しさを、夏野菜ゼリーたちは私に教えてくれました。
![]() |
||
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
![]() |
||
![]() |
▲デイリーポータルZトップへ | ![]() |