特集 2021年3月15日

別々に買い物をしたのに「袋まとめますか?」と言われた  〜三組の双子に話を聞いた〜

映画やアニメに登場する双子はミステリアスに描かれることが多いように思う。
でも実際の双子ってどうなのだろう、我々は双子に幻想を抱きすぎてやいないか。そんな我々に世の双子はうんざりしているんじゃないか。

そう思って双子の方々に話をお伺いしたら、三者三様で、とても興味深かった。

埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画)

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一組目:たかひろ・けいすけさん兄弟 〜双子、入れ替わるってよ〜

今回は計三組の双子の方にお話をお伺いすることができた。前置きはそこそこに、どんどん先へ参ろう。

一組目は、兄:たかひろさん、弟:けいすけさんのふたりである。

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向かって左が弟のけいすけさん、右が兄のたかひろさん

北向:
はじめにお伺いするのですが、おふたりは一卵性、二卵性どちらで…?
けいすけ:
二卵性です。
北向:
最初に「一卵性?二卵性?」みたいなことってよく聞かれるんですか。
けいすけ:
あー、鉄板の質問です。

あああ、のっけからおそらく聞かれ飽きたような質問で申し訳ない。でも、今日はわざわざ話す機会をいただいたのだ、胸をお借りするつもりでいろいろ投げかけてみよう。

まずは幼少期のお話から。

双子の利き手が違う理由

たかひろ:
小さい頃の写真、どっちが自分かわからなくて。
けいすけ:
双子あるあるかもしれないんですけど、「どっちが自分かわからない写真」があります。
北向:
それは、親は区別できているんですか。
けいすけ:
あー、親もわからない写真、ありますね。

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昔の写真を見せてもらった。確かに似ている…どっちがどっちか聞き忘れてしまった

北向:
ふたりで違う部分、というと…?
けいすけ:
僕は右利きなんですけど、兄は左利きなんですよ。
北向:
あ、双子で利き手が違う、という話は聞いたことあります!
たかひろ:
正確には何か書くときだけ左利きで。親曰く、向かい合ってお絵描きしてたからそうなったんじゃないかって話です。
北向:
はー、なるほど…!

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書くときと、ふたりで遊んでいたバドミントンに限り、左利きになるらしい
双子から学んだこと1:
利き手に影響が出ることもある。利き手やつむじの流れなど、左右対称の特徴を多く持つ双子をミラー・ツイン、と呼ぶそうだ 
※必ずしも逆になる訳ではありません

「双子が入れ替わって…」という漫画でよく見るやつ、やるってよ

けいすけ:
僕たち、幼稚園から大学までずっと一緒なんですよ。
北向:
ずっと!それは、あえて一緒なんですか?

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ふたり「あえてー…?」首の角度がきれいに揃う。遅ればせながら右が筆者です

学力なども近かったため、あれよあれよでずっと一緒だった、ということだそうだ。

北向:
やっぱり学校のクラスって違うものなんですか。
けいすけ:
あー違いましたね、中学の時に「クラスを入れ替わるいたずら」とかしたことあります。
北向:
ウワサに聞いたことあるやつ!
けいすけ:
気づいたクラスメイトがざわざわする、みたいな。見分けられる人は見分けられるんですよね。
たかひろ:
昔からの友だちとか。
けいすけ:
で、先生は入れ替わっていることに気づかず。
たかひろ:
弟が先生に指されて、みんなの前で(兄のフリして)問題解いたことありますよ。

本当にそういうことあるんだ!双子からするとめちゃめちゃ"してやったり"だろうなあ。

けいすけ:
これはないだろ、というのでは、”同じ女の子を好きになる”ことはないですね。
北向:
フィクションではありそうな展開なのに。
けいすけ:
実際はないですよね。クラスも別々だったし…

あーそうか、子どもの頃は「クラス」が世界のほぼすべてだったものな。基本的にクラスが別になる双子は、同じ子を好きになる可能性が実は低い。なるほど。

自分に似たマネキンとして活用する

けいすけ:
同じものを買っちゃう、とかありますね。同じ漫画を同じ日に買ってた、とか。一番びっくりしたのは、下北沢で服を買って家に帰ったら、兄が同じ日に同じTシャツの色違いを買ってたことですね。
北向:
すごい!
けいすけ:
店員さんからしたら、よっぽどこのTシャツ気に入ったんだろうな、と思われたんじゃないかって。
北向:
そっか、「また買いに来たぞコイツ」って。

けいすけ:
便利だなーと思ったのが、服を選ぶときに兄に着せて”自分に似合うか”を確認できる、とか。
北向:
わ、それかなり良いですね。
けいすけ:
自分が着たらこうなるんだな、って客観視できるんですよ。
  
髪型なども「兄が似合ってるから」という理由で同じ髪型にしたりするそうだ。それは双子の特権だなー。

双子から学んだこと2:
買い物や髪を切るときに自分を客観視できて便利

ちなみに、子どもの頃から間違われるのが常だったとのことで、間違われること自体は「慣れきってるんで、イヤではない」そうだ。

けいすけ:
兄がマクドナルドで、自分はデニーズでバイトしていたんですけど、デニーズに来たお客さんがおれを見て「さっきマックにいた!?」って。「あんたバイト掛け持ちしててエラいわね〜」と言われたり、みたいなのはあるあるでしたね。

東京に双子達が集まる場所がある

たかひろ:
日常で「双子だ!」って言われるのは恥ずかしいんですよ。だからふたりで移動するときはちょっと離れて歩いたりとかします。
北向:
電車移動のときとかは…
けいすけ:
普段は、隣同士では座らないようしてます。ただ、並んでいる席しか空いてないときがあって。仕方なく並んで座ったら、向かいのおばちゃんたちが「最近の若い子たちが同じに見えるわー!」って。
たかひろ:
双子だよ、っていう。

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よくできた話…双子だと気付いても皆さんそっとしてくださいね…電車内で女子高生から勝手に写真を撮られたこともあるのだそうだ

けいすけ:
双子だ、と指摘される恥ずかしさとか、まったく気にしない双子もいますけどね。特に女性だと同じ服を着て楽しむ、みたいな。
たかひろ:
ファッション感覚で双子を楽しんでますよね。
北向:
はー、本当の意味での双子コーデですね!

北向:
他の双子の話が出ましたが、双子の知り合いが多かったりするんですか?
けいすけ:
あ〜、双子だけのオフ会みたいなのに参加したことがあって。
北向:へー!
けいすけ:
双子が何十組も集まって、東京の二子玉川(ふたこたまがわ)を散歩するっていう。
北向:
最高じゃないですか。

二子玉に集まる双子とかずるい。数十組の双子がぞろぞろ歩く光景、出くわしたかったなー。

双子から学んだこと3:
たくさんの双子達は二子玉川で集まる

もう飽きた質問、ありますか?

北向:
「この質問はもう飽きた」とか、あったりしますか?
けいすけ:
あー、「どっちが本物?」とか。
たかひろ:
ザ・たっちの「ちょっと!ちょっとちょっと!」をやって、とか。
けいすけ:
普通に(ザ・たっちの)幽体離脱とか、ネタでやってましたけどね。
北向:
(大笑)それは鉄板ですねー。
けいすけ:
人のネタなんでアレなんですけど、ウケましたね。

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実はこのおふたりは「ツインズ」というコンビ名で芸人として活動されていたこともあるのだ(今はけいすけさんがYoutubeで活動してます)

たかひろ:
あとは「テレパシー使える?」とか。
けいすけ:
あー、言われたこと何回かある。
たかひろ:
「兄が右手ケガしたら弟の右手も痛い、とかあるの?」とか。
けいすけ:
ないよ!

ああ、でも聞いてしまう側の気持ちも、わからんでもないよな…

双子、実際に考えが揃うのかどうか

北向:
テレパシーはない、という話のあとで恐縮なんですが、最後にこの「ふたりが4つの図形からひとつ選んだら揃うのか」というのを、もし良かったらトライしていただきたくて…

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上の四角、丸、星、五角の4つの図形から、お互いの意思疎通をすることなくひとつ選んでもらった

けいすけ:
あー、ふたりが一緒になるかっていうことですか!
北向:
一緒になってもならなくてもぜんぜん大丈夫なので、ほんとにお気軽に!
けいすけ:
じゃぁせーので言いましょうか。

けいすけ:
せーの、

ふたり:

わ!揃った!

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右上の小さいワイプ、全員の興奮の様子が見える。思わず立ち上がるけいすけさん
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二組目:あいみ・ほなみさん姉妹 〜双子にはイメージカラーがある〜

図形が揃った興奮冷めやらぬまま、続けてお話をお伺いしたのは、姉:あいみさん、妹:ほなみさんの姉妹。

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一卵性とのこと、容姿もさることながら、声が本当に似てる!慣れるまでこのインタビューの文字起こしが難儀だった

印象的だったのが、冒頭でのふたりのイメージカラーの話。

あいみ:
幼稚園の頃までは親に色分けされてたんですよ。
ほなみ:
私が青や緑、あいみちゃん(姉)がオレンジや赤、という感じで。
あいみ:
それがふたりのイメージカラーみたいにそのまま浸透しました。

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当時の写真。緑の髪飾りをつけているのがほなみさん、奥の赤い髪飾りがあいみさん、だと思う、とのこと(ふたりとも確証なし)

ほなみ:
今でも何か選ぶ時は、暖色系と寒色系で自動振り分けされるんです。
ここ最近は私も暖色系を選んだり、あいみちゃんも寒色系を選んだりするようにはなりましたが…
あいみ:
買うときにちょっと抵抗あるんですよね。「ほなみっぽいな」とか、「似合うのかな」みたいな。

このあたりは先ほど「相手が似合うから自分も似合うだろう」という基準で服選びをしていた、たかひろ・けいすけ兄弟とは真逆だ。

ほなみ:
小さい時に服がお揃いだったので、今はお揃いで買うことはないです。
あいみ:
同じ服は多分持ってないですね。
北向:
「女性の双子ではお揃いを着る人たちもいる」という話もお伺いしました。
ほなみ:
やー、恥ずかしくてできないですねー!

同じ中学にいた他の双子二組は、お揃いの服をいつも着ていたそうだ(しかし双子の多い学校だ)。それにしても自分のイメージカラー、戦隊モノのヒーローやアイドルのようでもありちょっとうらやましい。

双子から学んだこと4:
自分に振り分けられた色への意識は強く、今でも相手のイメージカラーの服を着るときは少し抵抗がある

「ここの中学には双子がいるぞ」

あいみ:
中高は部活も一緒だったんですよ。中学はバレー部だったんですけど、試合で相手校が混乱する、という。その時は髪型も一緒だったので本当に区別がつかなかったみたいで。
北向:
すごい、スポーツ漫画みたいですね…!
あいみ:
​​​​​​​
「ここの中学には双子がいるから」ってまわりの学校には浸透してたみたいです。

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ひとりで2回ボール触ってもバレなさそうですね

ちなみに、ふたりで学校のホームルームを入れ替わったこともあるそうだ。やっぱりみんな通る道なのか。

ほなみ:
中学か高校の時の話だと、姉が先にレジで本を買って、数分後に私が同じレジで本を買ったら店員さんに「袋まとめますか?」って聞かれたことあります。
北向:
(大笑)

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店員さんは完全に親切心だろうけど

先のたかひろ・けいすけ兄弟と同じように、幼稚園から大学まで一緒で、同じ学科だったそうだ。「授業の選択も、話し合ってないのに9割は一緒だった」とのこと。

ほなみ:
さすがに就職先が一緒はまずいなと思って、違うところを適当に受けました。
北向:
適当に。

北向:
趣味嗜好が近いのですね、同じものを好きになることって多いんですか。
あいみ:
​​​​​​​
好きな食べ物、漫画、ゲームとか、ほぼすべて一緒ですね。
なんですけど、好きな人だけはかぶらないんですよ!
北向:
へえ!
あいみ:
​​​​​​​
本能的に避けてるんじゃないかなって。ぎくしゃくするより自分たちの仲を優先してるので…
ほなみ:
そういえば海外のニュースで双子のどちらとも付き合ってる男性の話を聞いたことあります。どっちでもいいんかって、印象的でしたね。
あいみ:
​​​​​​​
そういった話は私たちはないですね笑
ほなみ:
今のところは…

双子から学んだこと5:
ほなみさんの「今のところは」という言い回しが多少気になったけど、とにかく好きな人はかぶらないものらしいです

双子は友だちが2倍になる、らしい

北向:
双子の場合、自分が姉、妹という感覚はあるんですか。
あいみ:
​​​​​​​
個人的には姉の自覚とかまったくないですねー。
ほなみ:
姉妹というか、友だちみたいな…「あいみちゃん」って名前で呼ぶし。

仲の良いふたり、双子で良かったことを訊いたところ「友だちが2倍になる」という話をしてくれた。

あいみ:
相手の友だちは自分の友だち、みたいな認識もあるし…まわりが「双子?」って寄ってきてくれて、いい意味で注目されやすかったので、友だちはできやすかったです。
ほなみ:
ふたりそれぞれの予定があることもありますが、今でも友だちと遊ぶ時の7割くらいは「双子+友だち」という組み合わせですね。
北向:
仲良い!うらやましいですね。
ほなみ:
ふたりで暮らしていたこともあるんですけど、リズムが合うので、
あいみ:
​​​​​​​
楽しかったですね!あとはまわりの人に道聞かれたり、店員さんと仲良くなれたりして、けっこう得です。

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このふたりの場合は、このふたり特有の人懐こさもあるような気がする

あいみ:
​​​​​​​
ふたりとも趣味が一緒で、旅行に行ってもまわりたいところが同じだったり。海外旅行にふたりでよく行ってたんですけど、サウジアラビアのおばあちゃんに崇められてめちゃくちゃ抱きしめられたことがありました。
北向:
へえー宗教的な何かがあるんですかね…?
あいみ:
​​​​​​​
海外、「my copy」っていうとウケます。

双子から学んだこと6:
双子であることで崇め奉られる文化圏があり、「my copy」というと大抵ウケる

よく聞かれることって?

あいみ:
​​​​​​​
「好きな人かぶらないの?」は絶対訊かれますね。ダントツで多いのがそれです。みんなが期待してるような話はできないんですけど、って。

ほなみ:
「相方はどうしたの」とか、いつも一緒にいるので。
あいみ:
​​​​​​​
あとは、どっちかがケガしたらもう片方が「いやな予感がする」とかなるの、って訊かれるんですど…今のところまったくその能力は開花してないですね。

「ケガしたらもう片方もそれに気づくの?」という質問は双子みーんな訊かれてます、みんな!気をつけて!

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「オーランド・ブルームでシンクロした話」を聞きましたが、筆者がうまく伝えられないのでみんな笑顔の写真を置いておきます

あいみ:
​​​​​​​
風邪を引くタイミングがかぶるのは家族なのでわかるんですが、ニキビとかができる場所も一緒で。学生のころ右足の親指にイボができたんですけど、ほなみがその1ヶ月後に左足の親指にイボができた、みたいなことがありましたね。
ほなみ:
虫歯とかも一緒のタイミングでできたり。

他にもふたりだけで通じる言葉の言い回しでまわりがポカーンとしたり、アイコンタクトだけですべて伝わるなど双子ならではの意思疎通があるようだ。

揃うか、図形!

普段のシンクロについて楽しそうに話してくれたふたりに、恒例の「4つの図形」をひとつ選んでいただいた。

あいみ:
​​​​​​​
えーー!決まりました!かぶらない気がします…
ほなみ:
私もかぶらない気がします…
北向:
かぶらなくてもぜんぜん大丈夫です!

一転、自信なさげのふたりだが。

ふたり:せーの、

ふたり:星!

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また揃った!

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三組目:ひろこ・ゆじゃさん姉妹 〜唯一”姉妹感”の強いふたり〜

最後はこれまた一卵性の、姉:ひろこさん。妹:ゆじゃさん姉妹。この回は共通の知り合いであるという、当メディアでもおなじみの宮城さんにも同席いただいた。

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左上から妹のゆじゃさん、筆者、下の段が宮城さん、姉のひろこさん。実は最初のたかひろ・けいすけ兄弟も宮城さんからの紹介である。すごい人脈

宮城さんとはバンドメンバーであり、ひろこさんがピアノ、ゆじゃさんがアコーディオンを担当しているのだそうだ。ちなみに宮城さんは五人いるギターのうちの一人(五人いるギター?)。

北向:
ゆじゃさんから、ふたりは性格が真逆だという話を聞きました。ムーミンでいうと姉のひろこさんがミムラ、ゆじゃさんがミィと。
ひろこ:
うーん、根っこは一緒かな、と思うけど…「人に対して気を使うこと」を学ばないでここまで生きてきたのが妹の方ですね。
ゆじゃ:
小さい頃からやんちゃで。
ひろこ:
その流れで、子どもの頃から妹はハデで、私はずっと後ろでフォローする、という感じがしています。

出だしから”妹は気を使わない”という話で少し面食らったけど、筆者以外の三人は平常の様子。どうやら普段からこの距離感なのだろうな、先の二組とはまた異なる雰囲気だ。

北向:
ではおふたりに「姉」「妹」という感覚があるんでしょうか。
ゆじゃ:
うん、もちろんあります。
ひろこ:
「お姉ちゃん」って呼ばれてたときもありますね。

他の二組が”きょうだいだけど上下とかはない”という話をしていたので、そういうものなのかーと思っていたが、そうか、三者三様なのだなあ。

ひろこ:
もしかしたら親の育て方が大きいのかも。父が海軍出身で”先輩後輩”に厳しかったので、「先に生まれたのはあなたなんだから」みたいなのが子どもの頃からありました。
北向:
あー、それは影響がありそうですね!

双子から学んだこと7:
双子が必ずしも「兄弟感」「姉妹感」がないわけではない。やはり育った環境が大きい

やっぱりあった、双子のイメージカラー

ひろこ:
当人たちは似てるって思わないんですけどね。
ゆじゃ:
子どもの頃はふたりとも同じ格好をしてるのでそっくりでした。

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当時のアルバムより。赤い水着がゆじゃさん、黒がひろこさん

妹気質のゆじゃさんが率先して赤・ピンクを選ぶため、姉のひろこさんは青系を割り当てられることが多かったとのこと。先ほどのあいみ・ほなみ姉妹同様、「自分に割り振られた色」を今でも意識するそうだ。

ひろこ:
普段から明るいものって着ないんですよね。今でも私は寒色系。彼女(妹)はそんなの関係なく自由に。彼女は自由なんですよ。
ゆじゃ:
盛りやがってこのやろう笑
ひろこ:
…普段、ライブとかでも私が青い衣装を着て、妹が赤を着るんです。で、最近のライブでもお揃いの衣装だったんですけど、妹が「ひろちゃん(姉)、今回赤着てみたら?」って言ってくれて。はじめて私が赤を着たんですよ。
北向:
へえ!
ひろこ:
それがものすごい嬉しかったの!
北向:
おおー!ゆじゃさんは何故そのときひろこさんに赤を勧めたんですか?
ゆじゃ:
ごめんなさい、単にそのときのブルーが綺麗だったので…笑
宮城:
自分がそれを着たかったんだ笑
北向:
ふたりの性格が見えてきますね…笑

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自由な妹のゆじゃさんがムーミンでいうところのミィ、という話、なんだかわかるな

北向:
宮城さんから見てこのふたりが「やっぱり双子だな」と思うことってあるんですか?
宮城:
ありますね、お互いをフォローし合う関係が垣間見えるんですよ。阿吽の呼吸感というか…
ひろこ:
ああ。
宮城:
すげえ仲良いんだろうな、というか、ケンカしてもすぐ仲直りできるんだろうな、という仲の良さは傍から見て感じますね。
ゆじゃ:
確かに、ふたりとも友だちはいるんですけど、いなくてもいいかな、って。
ひろこ:
血の繋がった友だち、という感じだよね。
ゆじゃ:
なんでも相談できるし、ケンカは良くするけどこんな仲良い双子はいないだろうって。

うらやましい。筆者は三組の双子を取材して、双子の方々に対しての憧れが尚更強くなってしまった。

双子でよかったことなど

ひろこ:
音楽でいうと、ふたりの好きなジャンルは違うんですけど、どっちかが聴いたものは好きになるよね。幅が広がります。
本とかもね。好きになるもの似てるんだよね。
ゆじゃ:
ふたりで同じものを集めている、っていう。
ひろこ:
「妹が集めてるから私はいらない」じゃなくて、漫画とかもお互いでふたりとも持っていたいんだよね。共通で持っているものって多いと思う。

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先のあいみ・ほなみ姉妹は「漫画の購入を半分ずつで分けられるのが良い」と話していた。このあたりも分かれるものだ

ひろこ:
私もふたり子どもがいるんですけど、母に「双子って育てるの大変だったでしょう」って訊いた時に「本当に楽しかった」って言ってくれたんですよね。それはうれしかったな。

ゆじゃさんが席を離れたとき、ひろこさんが「妹をフォローしてきたけど、たまにすごい守られるときがある」という話をしてくれた。
受験勉強に行ったフリをして髪を染め上げパンクスのバンドに参加したのが親にバレたときなど、自分の替え玉になってごまかしてくれたらしい。
この話を聞くと、ひろこさんもなかなかのハデさだなと思う。

双子から学んだこと8:
ゆじゃさんもひろこさんもハデだった

さて、最後の図形選択です

なんだかとても良いお話が聞けた。

ところで最後に例の4つの図形を選んでいただきたく…ここまで二組が見事に揃っているので、だんだんこちらも静かに緊張してきた。果たしてふたりは何を選ぶのだろう。

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もちろん、前の二組の答えが揃ったことなどは伝えず、直感で選んでもらう

果たして最後の結果は…

ひろこ:
せーの、

ふたり:

 


双子、やっぱりすごかった

さすがにここまで揃うとは、目の当たりにした筆者が一番驚いている。他にも聞いたこぼれ話、最後にまとめておきます。
===
・弟が倒れた時、幼少期よく遊んでいたおじいちゃんが「ばあさん!どっちか倒れた!」と叫んだ。
・ふたり同時に風邪をひくと「やっぱり双子だね」と言われるが、ただの家庭内感染だ。
・2回会ったくらいで見分けられるひともいる(そしてすごいレアである)。
・学校でオバQを描き、帰り道にスモモを買おうか悩んでたら、家で妹がオバQ読んでスモモ食べてた。
・宮城さん、ひろこ・ゆじゃさん姉妹のバンドには法螺貝の担当もいる。

双子の皆さん、ご協力ありがとうございました!

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