フリーダム!
野菜の種の名前は、バラの品種名のような自由さで見る者を楽しませてくれた。由来が気になるものが沢山あるので、いつか種メーカーに行って名付け親のかたに話を聞くのが夢です。
ホームセンターで売られている、野菜の種の名前が気になる。
巨大ホームセンターの種コーナーで、とくに気になるものをピックアップしてみた。
※2011年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
「品揃えに自信有り。当店に無かったら諦めてください」と自ら豪語する、本当に品揃えのすごい巨大ホームセンターにやってきた。
ポピュラーな野菜だけあって品種もたくさんあった。大根の名前は長くてかっこいい。
長く力強いネーミングから、5秒で決めたのではと思うほどシンプルなものまで幅広い。
大根のネーミングバラエティに心打たれた所で、他の野菜も一気に紹介したいと思う。
たまに「これでいいや」的ななげやりな名前がチラホラあるのが気になる。でも野菜について詳しくない自分がナスを育てようとしたら多分これを買ってしまうのだろうとは思う。
キュウリもさることながら、適当ネーミングといえば青菜類がすごかった。主にコマツナやアブラナ科などを掛け合わせた食べやすい菜っ葉なのだが、同じような菜っ葉が沢山あって、どれも名前が適当。
異国情緒ただよう横文字の名前も多い。あまり意味のない単語を並べているだけなのだが、野菜につけると可愛らしい。ハイカラなリズムが生まれている。
時折ハッとするくらい強気に出ている種がある。育ち具合がよいことを表しているのだと思うが、少し大げさでは…と思ってしまうのは野菜の種だからなのか。
暗号のようなローマ字がつくことによりミステリアスな印象を与えている。それにしても「青春」ってキャベツにぴったりの単語ですね。字面だけみると。
個人的な話で恐縮だが、「秋徳SP」で思いだしたのは、中学を卒業する時に後輩にもらった寄せ書きの色紙だった。
なるほど…スペシャルではなく「秋徳先輩」という線もないとは言い切れない。
ずっと眺めたり考察しているうちに「これは面白いのか」「これは普通?」と、よくわからなくなってくるのだが、でもやっぱりヘンな名前が多い。安直さや適当さやノリのよさは野菜の名前の特権なのかもしれない。
楽しく種ネーミング鑑賞をしたあとは、普通のチョイスの種を買ってきた。
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