いきなり変化球で攻めてくる
「まずはこちら、変わった万華鏡コーナーですね。私はね、万華鏡が大好きなんですが、作るにはセンスも絵心もないことに気付いたんです。それで私がコレクションしていた置物やポストなんかを手当たり次第に万華鏡にしてみたんですね。」
後で館長のブログを見たら趣味は身の回りのものを万華鏡にすること、と書いてあった。死神博士みたいだ。
というわけで先ほど館長がポーズを決めていたこのモアイ像、こちらも万華鏡にされてしまった像の一つだ。鼻から覗く。
「鼻から覗く」
これ、一つのキーワードなので覚えておいてもらいたい。次のツタンカーメン像、これももちろん万華鏡にされてしまっているのだが、どこから覗くかあなたおわかりか。
そう、やはり鼻からなのだ。
実際に覗いてみると中ではくるくると光りの模様が回転していてなるほどちゃんと万華鏡なのだ。美しいのでしばらく見入ってしまう。
このポストも万華鏡なのだがどこから覗くかわかるか。
答えはここ。
手紙入れるところから覗くと中がキラキラ光りながら回転している。
トイレだって油断してると万華鏡にされてるから気をつけろ。
万華鏡にはその構造によっていくつかの種類があり、中に入っているビーズなどを動かしながら眺めるタイプと、ガラス玉を通して外の世界を見るタイプがある。
下の写真は後者、テレイドスコープと呼ばれる物で、これを通して見るといろいろな物が綺麗な模様に見えるのだ。
この変わり種万華鏡コーナーだけですでにおなかいっぱいになってしまうところだが、実はここからが本番なのだ。
この後いよいよ世界一でかい万華鏡が登場する。